
Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
※僕が17年間使い続けてきた腕時計を初めて修理に出した時の体験談の続きです。
僕が婚活しながらもがき苦しんでいた頃に憧れていた、「カップル御用達の腕時計」のダニエル・ウェリントン。
あれから10年以上経って、今は結婚し、子どもが2人生まれ、ダニエル・ウェリントンのことはすっかり忘れていました。
でも、メルカリで中古の腕時計を検索していたら、ダニエル・ウェリントンが、スマホ画面いっぱいにズラッと並んで出てきたのです。
その選択肢の多さに驚きました。
メンズからレディースまで幅広く、色んなサイズや色が揃っています。
さらにもう1つ、驚いたことがあります。
それは、値段の安さです。
平均で1,000円台~高くても3,000円台のものが多いのです。
メルカリは出品者が自分で値段を付けるので、もちろん中には一万円を超える値付けのものもありましたが、決して多くはありません。
「え?ダニエル・ウェリントンて、こんなに安くなってるの?」
と、自分の目を疑いました。
安い理由3つ
僕の予想では、ダニエル・ウェリントンの腕時計がこんなに安くなっているのには3つの理由があると思います。
①もともとの値段がそんなに高くない
②過去に人気が出すぎて、今は下火(たぶん)
③カップル御用達時計なので、別れた後に処分に困る
これが、ダニエル・ウェリントンの腕時計が今、中古で安く手に入る理由だと分析しました。
①は、新品の値段がネットで見るとだいたい平均2~3万円台です。
確か十数年前に、芸能人がこぞってドラマなどで着用して人気絶頂だった当時も、そんなに高くない印象でした。
おそらく芸能人着用モデルでも5万円台ぐらいだった記憶があります。
元値がそんなに高くなければ、中古の値段は下がります。
腕時計だけではなく、服などをメルカリで見ていても、しばらく着用してから売りに出されている服は、新品の元値の10分の1ぐらいの売値になっているものが多い印象です。(もちろん、ブランドのイメージやコンディションにもよりますが)
あまりに普及し過ぎると、価値が下がる
②の理由は、過去に人気が出すぎたことで、今は下火になっているのでは?と思われます。
テレビや雑誌などのマスメディアで大々的に取り上げられると、一時的にたくさんの人達がブワッと購入して、街中に同じ腕時計をした人があふれ返ります。
その時には「流行に乗っている」と感じられても、それから数年~10年ぐらい経ったら、逆にその腕時計をしていると、
「あ~昔流行ったやつだね」
というリアクションになってしまうことがあります。
これは、ファッション全般に言えることです。
あまりにも流行りすぎると、そのブランドの服やアイテムが、時間と共に「昔流行ったもの」という認識になり、時代遅れ感が出てしまうのです。
とはいえ、ダニエル・ウェリントンはもともとシンプルなデザインでどんな服装にも合わせやすいのがウリで、その方向性は今でも変わっていません。
時代遅れや下火というよりも、「市民権を得た」と言った方が良いかもしれませんね。
今は特別感はなくなったものの、シンプル&スタンダードな時計の選択肢としての地位が、確立されいるのかもしれません。
ペアアイテムは、別れた後の処分に困る
3つ目の理由は、カップル御用達時計として普及したダニエル・ウェリントンの宿命なのかもしれません。
カップルで着用するペアアイテムは、別れた後に処分に困ります。
そして、ペアアイテムは中古市場で売値が激安になるという特徴があります。
中でも僕が経験した中で一番価値が下がったと感じたのは、「結婚指輪」でした。
僕の最初の結婚は31才の時でしたが、その時の彼女のこだわりで、オーダーメイドの店で結婚指輪を作りました。
男性用の結婚指輪は5万円前後が相場ですが、確か、僕が買ったのはプラチナ製で、当時の価で10万円ぐらいだったような記憶があります。
ところが、その後別れてしまい、指輪だけが残りました。
失意のどん底で、僕は海辺まで行って、「ちくしょー!!なぜこんな目に遭うんだ!なぜだーーー!!」と叫びました。
その勢いで指輪を外して、海の中に投げ込もうとしました。
でも、10万円の金額が頭をよぎり、ギリギリで思いとどまりました。
まだそんなに使ってないから、売れるかもしれない。どうせなら、お金に換えてパーッと使ってやる!
と思ったのです。
後日、お店に持って行ったら、3,000円の値が付きました。
10万円っが、たったの3,000円・・・
まだピカピカなのに・・・
お店の人によると、結婚指輪はそのままでは売れないため、素材として買い取って、別物に作り替えるそうです。
確かに、離婚した夫婦が着けていた指輪なんて、縁起が悪くて誰も買いませんよね。
たとえ独身でも、そのまま買うのはイヤだと思います。
結婚指輪は極端な例ですが、ペアウォッチも似たような性質を持っているのでしょう。
もちろん、ダニエル・ウェリントンの腕時計は自分だけで使う人も多いとは思います。
でも、一度ペアウォッチとしての地位を確立してしまった後は、どうしてもそのイメージがついて回るのではないでしょうか。
以上の3つの理由により、中古市場でダニエル・ウェリントンの腕時計が供給過多になり、安くなっていると思われます。
でもこれは、今の僕にとっては朗報です!
憧れのダニエル・ウェリントンの腕時計が、こんなに安く買えんですから!
メインの腕時計を修理に出している期間のつなぎとしても、最適です!
僕は心が躍りました。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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