Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
結婚相談所で知り合った男女が、新婚時期にセックスレスになりがちな理由。それは、
・男女の「相手を好きになるスピードの差」
・「愛の言語」の違い
にあることが多いです。
愛の伝え方の5パターン
男女が「相手から大事にしてもらっている」と感じる時のパターンがあります。
「愛を伝える5つの言語」
1.ポジティブな言葉(ホメ、感謝)
2.サービス行為(家事、育児、手間のかかること)
3.クオリティータイム(2人だけの時間)
4.ギフト(プレゼント、お土産、記念日)
5.タッチ(スキンシップ)
男女が付き合い始めの頃には、これらをすべてまんべんなくやろうとします。
1.相手をホメる言葉をかけたり、「ありがとう」と言い合ったり。
2.手間のかかることを、相手のために自ら進んで積極的にやろうとしたり。
3.忙しい合間をぬって、なんとか2人で会える時間を確保したり。
4.誕生日や記念日を大事にして、プレゼントを贈り合ったり。
5.手をつないで歩いたり、会うたびにセックスしたり。
といった感じで、5つすべてを2人で実行しようとします。
ところが、これは長く続きません。
5つすべてをまんべんなく、というのは、ムリしている状態だからです。
お互いが相手を最優先していたら、日常生活に支障が出てきます。
もし、大人全員が、「一度恋に落ちたら、一生冷めずに相手を最優先状態」で生きていたら、社会が回らなくなります。
そのため、神様はこの「ムリできる期限」を約2年間に設定しました。
平均で2年を過ぎると、男女ともに恋の炎から冷めてきて、だんだん自分の日常生活と相手とのバランスを意識するようになってきます。
それは、相手をキラいになるのとは違い、落ち着いてくる感覚です。
人によっては2年よりもっと早くて、3ヶ月程度で落ち着くこともある、と言われています。
結婚相談所で知り合った男女が一緒に暮らし始めた場合、まだ交際期間としては短くても、結婚した時点で落ち着きモードに入ることもあります。
また、そもそも「恋の炎が燃え上がる前の段階」で一緒に暮らし始めた場合、落ち着いた状態からのスタートになることもあるのです。
落ち着いた後に残るものは、自分の母国語
5つの愛の言語のうち、生まれつき持っている母国語だけが、自分の中に残ります。
そして、無意識レベルでそこだけに集中するようになるのです。
1.相手をホメる言葉をかけたり、「ありがとう」と言うけど、家事はやらない。
2.家事は積極的にやるけど、2人だけでゆっくりする時間を取らない。
3.2人だけの時間は大事にするけど、記念日は忘れるし、誕生日プレゼントも間に合わせのモノだけ。
4.プレゼントやお土産はよく買ってくるけど、セックスには応じない。
5.セックスはあるけど、相手をホメたり感謝する言葉をかけない。
など。
これは無意識レベルなので、自分では「相手を大事にしている」と信じています。
でも、相手にはまったく伝わっていません。
「夫にとっては、私のことなんてどうでもいいんだわ」
「妻にとっては、俺はもう不要な存在ってことか。」
と、捉えてしまうのです。
セックスレスの原因
セックスレスで悩んでいる人は、自分の愛の言語がタッチで、相手の愛の言語が違う証拠です。
お互いに愛の言語がタッチでない夫婦は、セックスレスがまったく問題にならないからです。
これが、セックスレスの悩みを他の人に相談しても意味がない理由です。
「うちもセックスレスだけど、何の問題もないよ。」
という答えが来たら、それは「愛の言語がタッチではない夫婦の回答」というだけです。
相手の苦しみを感覚的に理解できないのが普通
愛の言語がタッチの人が、パートナーからセックスを拒まれることで受ける失望感や悲しさは、パートナーには感覚的に理解できないのが普通です。
別に相手に悪気があるわけではありません。
本当に理解できないのです。
そして、「そんなの、たいした問題ではない」と思っています。
だから、パートナーからセックスレスの悩みを打ち明けられても、笑ってごかまそうとしたり、何かと理由をつけて逃げようとします。
これは、結婚相談所で出会ったカップルでも、恋愛結婚をしたカップルでも同じです。
これだけ聞くと、セックスを拒む側に問題があるように思えるかもしれません。
でも、これは「お互いに言えること」なのです。
つまり、セックスレスで悩んでいる人も、パートナーの愛の言語を知らずに、気づかないうちに相手を傷つけている可能性があるからです。
それが、セックスの拒絶につながっている可能性があります。
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