From シンヤ（男女のパートナーシップ研究所）
※月・金曜日のブログはシンヤが担当します。
（→前回の続き）
前回の記事では、新婚でケンカが起きた時の乗り越え方をお伝えしました。
どんなに相性が良いと思っていた相手でも、結婚して一緒に住み始めると、想像していなかった部分で合わないと感じる部分が出てくるものです。
恋愛状態の頃にはまったく気にならなかった部分が、急に気になり始めます。
たいてい、その気になる部分は小さなことです。
でも、小さな部分に大きく傷つく経験が積み重なっていくのです。
そんな小さな部分に腹を立てている自分がイヤになったり、小さなことを指摘してくるパートナーにイラだったりします。
新婚当初はそういうことの連続になるのは、自然なことだと思います。
もちろん、中には、
「新婚当初からぶつかり合いがなく、今も結婚して１０年目だけど、ケンカなんて一度もしたことがない。相手への不満も感じたことがない」
という夫婦もいるでしょう。
ただ、そういう人たちはかなり少数派です。
それに、本当にお互いに不満を感じたことがないかどうかは、お互い１人ずつ個別にカウンセリングしながら深く探ってみて、初めて分かることです。
自分が「問題ない」と思っていても、パートナーは密かにガマンしている、というケースもあります。
旦那さんが「うちは円満だ」と思っていても、奥さんは心の奥底で「この人が定年退職したら、離婚を切りだそう」と思っている可能性もゼロではありません。
奥さんが「私たちは仲良し夫婦だ」と思っていても、実は旦那さんは浮気をしていることもあります。
その場合は、女性は勘で気付いているけど、気付かないフリをしているパターンが多いです。
（このパターンに関しては、以前の記事で詳しく書きましたので、まだ見ていない場合は読んでみてください）
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本当のところは、誰にも分からない
浜崎あゆみさんの名曲、「appears」の歌詞は、夫婦関係にも当てはまると思います。
恋人達は とても幸せそうに
手をつないで歩いているからね
まるですべてのことが 上手く
いっているかのように 見えるよね
真実（ホントウ）のところなんて
誰にもわからない
という部分です。
他の新婚カップルや、円満に見える先輩夫婦も、本当のところは、２人しか分からない・・・いえ、当人達にすら分からない、というのが真実なのです。
どんなに長年寄り添っても、パートナーの本心を知ることは、永遠にできないでしょう。
周りと比べない
周りの夫婦と自分の状態を比べても、あまり意味がありません。
人によって、状況は千差万別だからです。
新婚だからといって、ラブラブとは限りません。
でも新婚のうちのぶつかり合いをたくさん経験したことで、数年後に関係がすごく良くなることもあります。
新婚のうちはラブラブだったけど、子供が生まれてからケンカが絶えなくなるカップルも大勢います。（よく言われる、産後クライシスです）
一度もケンカしたことがなかったカップルが、たった１度のケンカをきっかけに雪崩式に関係が悪化して、修復ができなくなったあげくに、別れてしまうケースもあります。（僕はこれを最初の結婚で経験しました）
周りからはどんなに安定しているように見えても、実は薄くて今にも割れそうな氷の上を歩いている・・・という状態が、男女のパートナーシップではないでしょうか？
だからこそ、常にお互いのケアが必要なのです。
ケンカは、相手や自分がどんなケアをしているか？を知る機会でもあります。
怒りの感情の根っこは、悲しみです。
悲しみの出どころは、「自分は相手に大事にされてない」という感覚です。
男性も女性も、パートナーに不満を持つ原因のほとんどは、「自分は大事にされていない」と感じることから来ています。
そして、何に対して自分が大事にされていないと感じるか？は人それぞれなのです。
たいていは、他人が聞いたら「そんな小さなことで？！」と驚かれるような部分で、傷つきます。
その傷つきポイントを何度も伝え合っていくことで、パートナーとの絆が深まっていくのです。
粘り強く伝え続けて修復し続けた先に、
「もう、この人以上の関係を別の新しい相手と築くのはムリだわ。」
とお互いに感じる日が来るでしょう。
それが、本当の意味での夫婦の絆だと思います。
ケンカは、絆を強めるための材料です。
材料をうまく扱うスキルを身に付けることが、絆を太く強くするために必要です。
僕達シンヤ＆サヤも、今でも小さなことで、大きくヒートアップしてケンカします。
ケンカは面倒だけど、「伝え合うことを諦めないこと」が大切だと思っています。
ケンカの後に上手に仲直りできた時に感じる「相手との深いつながり」は、とても気持ちが良いものです。
一緒にガンバりましょう！
（完）
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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