From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※サヤと出会ったハロウィンパーティーでの体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。
ルークさんのプチセミナーを目の前で聞きながら、僕は後ろの席にいるサヤにどうやって近づくか?をじっくり考えていました。
僕がイスごとルークさんの目の前に移動したことで、他の人達も同じようにイスごと移動して、僕の横までやって来ている人達もいました。
こういう場では、最初の1人が動き始めると、みんなついていくものです。
僕は、さりげなくサヤの周辺の席をチェックしました。
もし、サヤのテーブルの席の人の中で、イスごと移動した人がいれば、セミナー後に僕はそのままその空いた場所に自分が移動しようかと考えていました。
多少強引な方法ですが、うまくいけば、元の席の人が帰ってきた時に、そのままちょっとずつみんなに詰めてもらって、僕のスペースが確保できるかもしれません。
婚活パーティーのフリータイムでも、人気の女性の争奪戦の時には、こんな感じで多少強引にいく必要がありました。
ただ、今回は残念ながら、サヤの座っているテーブル席の人達は、誰1人としてイスごと移動していませんでした。
みんなお行儀良く自分の席に座っています。
困った・・・
さすがに、この状態で強引に割り込んでいくのは難しいでしょう。
このプチセミナー時間が終われば、またみんな元の席に戻っていくでしょう。
そして、僕はまた自分のイスを、遠いテーブル席に戻さなければならなくなります。
「ぬ~ん・・・では、次の戦略を発動させるか・・・」
僕は、次の手を使う準備に入りました。
次なる作戦
ルークさんのプチセミナーが終わりました。
会場から、拍手がわき起こりました。
案の定、イスごと移動している人達は、元の席に戻っていきました。
僕は、みんながザワザワしている間に、どさくさに紛れてイスを残したまま、自分だけ立ち上がってその場を離れました。
そして、急いで自分のテーブル席の近くの荷物置き場に行きました。
このレストランは、テーブル席が3つごとにパーテーションで仕切られています。
仕切りの前のとその横の席の空間は比較的広く空いていて、荷物をまとめて置くのにちょうど良いスペースになっていました。
みんな自分のテーブル席に着く前に、その荷物置き場のソファーにバッグをまとめて置いていました。
3つごとの仕切りなので、遠く離れた僕の席の荷物置き場は、サヤの荷物置き場とは違う場所にあります。
僕は自分の荷物置き場に行って、自分のトートバッグを素早く取って、すぐにサヤのいるテーブルに向かいしました。
まだみんなプチセミナー直後で移動していてザワザワしているので、僕の動きは目立ちません。
僕は、そのまま自分のトートバッグを、サヤの席のすぐ隣の荷物置き場ゾーンに置きました。
つまり、バッグだけを移動させたのです。
ラッキーなことに、サヤの席は荷物置き場のすぐ隣でした。
これで、僕がサヤの隣に行く口実ができました。
僕は自分のバッグの中の荷物を取りに行くたびに、サヤに話しかけるチャンスが生まれるのです。
婚活パーティーで培った作戦
実はこの「バッグ置き作戦」は、婚活パーティーのフリータイムの時によく使っていた手法でした。
といっても、婚活パーティーの場合はもっと露骨な競争なので、バッグを置く場所ももっとダイレクトでした。
婚活パーティーではフリータイムになると、よく飲み物やスイーツが出ます。
そこで、人々が一斉に席から立って、動き出すのです。
みんなが動き始めると、必ずお目当ての女性の席の正面の男性用のイスが空きます。
そしたら、素早く自分のバッグをそのイスの上に置くのです。
これで、その席を自分の縄張りにすることができます。
#イスの上に置かれたバッグが示す意味
日本のレストランやフードコートなどでは、
「誰かのバッグが置かれた席=すでに取られている席」
という共通認識があります。
この共通認識は、婚活パーティーでも威力を発揮します。
自分のバッグをお目当ての女性の前のイスの上に置いておけば、他の男性が座ることはありません。
バッグをイスの上に置いたら、自分はゆっくりお目当ての女性がスイーツを選んでいるところに近づいて、
「飲み物は何にしますか?」
と声をかけて、言われたドリンクのグラスを持ってきます。そして、
「良かったら、席にお持ちしますよ。」
と言って、一緒に移動します。
そして、自分のバッグが置いてある席(その女性の正面の席)に戻るのです。
バッグがなければ、ただのウェイター役
もし自分のバッグをイスの上に置かなければ、すでに彼女の正面のイスには他の男性が座っている確率が高くなります。
他の男性が座っていたら、僕はグラスを彼女の前に置いた後に、
「ごゆっくりどうぞ~」
と言って、席から離れなければなりません。
これでは、ただのウェイター役になってしまいます。
でも、事前に置いたバッグ1つのパワーで、この「ウェイター化現象」を防ぐことができるのです。
戦略の応用
とはいえ、今回のハロウィンパーティーは婚活パーティーとは違うので、そこまで露骨な席争いはできません。
でも、「バッグを利用して、お目当ての女性の席に近づく理由を作る」という原理を応用することで、僕はサヤに何度も話しかけるチャンスを得る下準備を整えました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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