【デートの現場を下見する重要性:私たちシンヤ&サヤの出会った時の体験談⑲】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

※サヤと出会ったばかりの頃の体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。

2回目のデートで場所選びに大失敗した僕は、ネットだけの情報を信じて店を予約したことを後悔しました。

女性向けのオシャレなレストラン風を装っていたお店は、ただのチェーン居酒屋だったのです。

両隣にいる若者たちの大きな笑い声で、正面にいるサヤの声がほとんど聞こえません。

ふだん声が大きめの僕も、意識して声を張らないと、サヤに届かないぐらいでした。

両隣はグループで盛り上がっているようで、たまに全員が一緒にドカン!と笑うと、ものすごいボリュームになります。

薄いパーテーションを隔ててすぐ両隣が、若者が合コンをしているようなハイテンションな声が聞こえてくるのです。

禁煙席を選んだのに、隣の席の人達のタバコの煙は入ってくるし、もう、ひどい環境です。

とてもじゃないですが、デートとして使えるレベルではありません。

東京では、これを「個室」と呼ぶのかぁ~!これじゃあ、若者の合コンに混じってるようなもんじゃん!

7対7とかの多めの人数の合コンのテーブル席の隅で、サヤと2人で話しているような環境と変わらないじゃん!

と思いながら、僕はひとりでプンプンしていました。

安い場所は怪しい

確かに、予約する時に「コースの値段が安いなぁ」とは思いました。

チーズフォンデュのコースなのに、1人2,500円ぐらいの価格だったのです。

ちょっとオシャレなレストランでディナーを食べれば、2人で1万円ぐらいはいくのが普通だと思います。

ただ、僕の地元の静岡では、多くのレストランは独立型で、客席のスペースにも余裕があります。

ファミレスでさえ、隣の席の人達との距離は、会話が聞こえないぐらいのスペースがあります。

でも、東京のお店は基本的に、客席同士の距離が近いです。

やは

り、安いのには理由があるのか・・・と、僕は悲しくなりました。

ウリのチーズフォンデュでさえも・・・

そして、いよいよこのお店のウリ?!のチーズフォンデュコースの料理が出てきました。

何となくイヤな予感はしていました。

その予感が的中しました。

出てきたコースは、とんでもなくショボい雰囲気でした。

適当に切られたような感じの野菜と、市販のとろけるチーズを器に入れて温めただけっぽい雰囲気のチーズが出てきました。

見た目も味も、スーパーの食材を使って家で安く作れそうな感じです。

「あぁ・・・やっちまったぁ・・・」

僕は悲しくなりました。

この環境では、どんなにガンバって話を盛り上げようとしても、雰囲気は良くなりそうにありません。

ちょっと話が弾んできたか?と思うと、隣の合コン席でドカン!と笑い声が起こって、僕らの会話はかき消されてしまいます。

相変わらず、タバコの煙が入ってきて、サヤが苦しそうに手を左右に振っています。

僕は、今回のデートはもうあきらめて早めに切り上げ、3度目のデートで盛り返しを狙うことにしました。

失敗を大きく捉える男性 & あまり気にしない女性

男性は一度デートで失敗すると、女性に嫌われてもう取り返せなくなると思いがちです。

でも、女性は1度の失敗に対して、あまり気にしない傾向が強いようです。

もちろん、人によって個人差はありますが、脳の作り的に、そうできています。

これは、男性が大昔に狩りをしていたことが由来と言われています。

狩りの最中には、1回のミスで命を落とす危険があります。

男性にとってミスすることは、生死を左右する一大事だったのです。

狩りの最中にミスをしない男性だけが生き残り、子孫を残していきました。

その結果、男性の本能は、ミスを許さない方向に向かって進化していきました。

そして現代の男性の脳内にも、その本能が受け継がれています。

失敗しても命の危険がない現代社会の仕事上でも、一度の失敗で立ち直れないほどの大きなダメージを感じやすいのです。

一方、女性脳には、失敗に対する意識がそこまで強く埋め込まれていません。

女性にとっては、失敗しないようにすることよりも、失敗した時に仲間とカバーし合う「コミュニケーション能力」の方が大事なスキルになります。

そのため、仕事上で失敗しても、立ち直りが早いのは女性の方だと言われています。

僕は2度目のデートに失敗したことで、脳に予想以上のダメージを負いました。

でも、僕は男性脳の「失敗を恐れる本能」を知っていました。

そこで、心の中で(これは、本能のしわざだ!サヤの女性脳には、この失敗は長く残らない!安心しろ!)と何度も自分に言い聞かせました。

(↑その証拠に、私、Sayaは今このブログを読んで「そんなこともあったなぁ」とぼんやり思い出すレベルです・・・。)

巻き返しの切り札スポット

3回目のデートは、実はもう決まっていました。

1回目のデートの時に、すでに先約を入れてあったのです。

場所は、巻き返しの切り札スポットでした。

それは、「ディズニーシー」です。

僕の地元ではよく「1回目のデートでディズニーを選ぶと、別れる運命になる」という都市伝説?!のようなものを聞きました。

これはおそらく、ディズニーは待ち時間が長い上に、過ごす時間が長くなるので、会話が続かずに気まずくなって、別れる確率がアップするというのが理由ではないかと推測しています。

でも、僕とサヤは、すでに2度のデートを重ねています。

3回目でディズニーを使うのは、決してリスクのある選択ではないはずです。

場所の良さという点では、ディズニーは絶対失敗しません。

人の数は多いですが、それ以上に場所の雰囲気の良さがあります。

スタッフのサービスの質も常に高いです。

僕は、3度目のデートにかけることにして、2度目のデートは早々にお開きにして帰りました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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