【婚活男女 VS 既婚男女 マインドの違い⑤】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回の続き)

僕がこれまでに、

・男女が恋に落ちるまでの心理学

・結婚した後にパートナーシップを長続きさせるための心理学

の両方を勉強し、自分の人生の中で実践し続ける過程で気づいたこと。

それは、

「男女が本能に従って行動すると、ほぼ100%うまくいかない」

ということです。

①男女が恋に落ちるまでのステージ

②男女が理想の相手を探すステージ(婚活する場合)

③男女が結婚した後のステージ

それぞれのステージで、男女の本能が発動します。

①男女が恋に落ちるまでのステージで振り落とされる男性

まず、最初の出会いのステージでは、男性の方が早い段階で恋に落ちるようにできています。

気に入った女性を見つけたら、すぐに本能が発動して、「好きだ」というモードに入るのです。

もちろん、個人差はあります。女性から男性に一目惚れして猛アプローチして結婚した実例も聞いたことがあります。

でも、それはかなり珍しいパターンです。

多くの場合は、「男性がアプローチする側」で、「女性は選ぶ側」になっています。

これは、身体の仕組みから来ている本能だと言われています。

・男性は種をばらまくことで、複数の女性を妊娠させることができます。

・女性は1人の相手の子どもしか妊娠できません。一度妊娠したら、長期間に渡って身体の変化が起こり、大変な時期を過ごします。

浮気に関する道徳的なことは横に置いておいて、身体の仕組み上はそうなっています。

だから本能も、それに合わせて作られているのです。

男女ともに若い段階で出会って恋に落ちた場合は、割とトントン拍子で付き合い~結婚に進むパターンが多いです。

実際に、結婚式場が行った大規模なアンケートのデータによると、結婚相手と出会ったキッカケは、「大学時代に知り合った」という回答が最も多かったそうです。

(ただ、今年はついに「出会い系アプリで知り合った」が初めて最も多い回答になり、ニュースになりました)

この「選ぶ本能」が暴走すると、逆に男女ともにパートナーを選べなくなります。

それが、婚活のステージで起こっていることです。

②男女が理想の相手を探すステージ(婚活する場合)

婚活アプリでは、男女の本能が暴走しがちです。

以前の記事でお伝えした通り、男性は、若くてキレイな女性を求め、女性は年収の高い男性を選びます。

この「選ぶ本能」と、「選択肢の多さ」は、とても相性が悪いのです。

中毒性があるからです。

婚活アプリでは、みんなプロフィールに力を入れて書きます。

写真も盛って撮るのが当たり前です。

そのため、女性の目線からは、年収の高い、イケメン男性がたくさんいて、選び放題になっているような錯覚に陥ります。

男性の目線からは、結婚したがっている若くてキレイな女性が、目の前にたくさんいるような錯覚に陥ります。

実生活の中では、こんなに膨大な数の異性に出会うことはありません。

街中を歩いているイケメンを見て、「あっ!あの人に声をかけよう!」と思う女性は少ないでしょう。

男性だって、街中で美女をナンパする勇気のある人は少数派です。

ましてや、自分が中年になっていたら、一回り以上年の離れた美女に声をかけようなどとは思わないでしょう。

でも、婚活アプリだと、その現実を忘れてしまいがちです。

イケメン&美女が笑顔でこちらを見ている写真がズラッと並び、まるで自分にも無限のチャンスが広がっているように見えるからです。

もちろん、婚活アプリはビジネスなので、無限のチャンスを見せることで、会員数を増やしています。

でも、実際に自分が手の届く範囲の異性は、現実の世界と変わりません。

街中で中年男性が若い美女に声をかけても振り向いてもらえないのと同じ確率で、婚活アプリ上でも無視されるのです。

年収が超高い男性であれば、まだ可能性はあります。でも、そもそも高年収男性であれば、現実世界でも女性をゲットできる確率は高いでしょう。

それに、年収の高い男性は、自分の年収を見て寄ってくる女性を警戒します。

そのため、結果的にミスマッチが起こるのです。

選ぶ本能が爆発すると、男女ともに選べなくなるという、逆効果が生まれるのです。

そんな激戦をくぐり抜けて、自分の理想のパートナーを見つけ、お互いが恋に落ちて、好き同士になって結ばれたとしましょう。

でも、本能が面倒を見てくれるのは、ここまでです。

つまり、人間の本能は「男女が結ばれてセックスするところ」までしか、想定されていないのです。

それが、結婚後に大きな問題を引き起こします。

③男女が結婚した後のステージ

ここから先は、男女が結婚生活を維持することは「共同作業」になっていきます。

一緒に家事をして、子どもが生まれれば子育てをします。

ところが、男性の本能は狩りをしていた時代から変わっていません。

・分業制で、自分の持ち場だけを死守する。(仕事で稼ぐ担当)

・浮気しやすい。(人類の種を絶やさないために)

・一度に1つのことに集中する。(子育てには向かない)

・話を聞いて共感するのが苦手。(妻の話を聞けない)

・家に帰ると、動けなくなる。(狩りが終わると脳のスイッチが切れる)

・言葉の役割は、情報伝達の手段。(相手が言葉にしないことを、察することができない)

という本能が発動します。

これらは、女性とはまったく違う本能です。

これが、結婚生活に致命的な問題をもたらすのです。

 

 

・・・つづく

 

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