【婚活男女 VS 既婚男女 マインドの違い④】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回の続き)

婚活男女が探している相手の条件は、みんなだいたい一致しています。

婚活女性は、

「自分と年が近くて清潔感があって、年収が高い男性」

を希望条件にしていることが多いです。

婚活男性は、

「自分より若くて美人で優しくて、家事ができる女性」

を希望条件にしていることが多いです。

ほとんどの男女でこの希望条件がブレないということは、「結婚相手を選ぶ基準」が人間の本能に組み込まれている証拠です。

また、年齢を重ねるほどに理想が高くなり、「譲れない項目」が多くなっていきます。

「高年収男性限定」の婚活パーティーの様子

僕は自分が婚活をしていた頃に、たくさんの婚活女性とお話をしました。

その女性達の中には、医師や士業などの「高年収男性だけが集まる婚活パーティー」に参加した経験がある人もけっこういました。

僕ら男性側は、自分の年収が高くなければこの手のパーティーに参加できません。

でも、女性は若ければ自分の学歴&年収に関係なく参加できます。

そのため、僕が参加した「男性の年収不問で参加条件のユルい」婚活パーティーで出会った女性たちの中の多くが、高年収男性と話したことがあったのです。

僕は内心、「高年収男性は、それなりに知的な会話ができる人を奥さんにするのでは?この女性たちは、年収高い人と会話を合わせる自信があるんだろうか?」と思いつつ、彼女たちの体験談を聞いてみました。

僕と会っているということは、そのパーティーでは良い男性に出会えなかった証拠です。

彼女たちの不満には色々なパターンがありましたが、大きく分けると、

①会話が全然盛り上がらず、つまらなかった。

②見た目が老けていて清潔感がなく、生理的に受け付けなかった。

③一度連絡先を交換したら、一方的に何度も連絡が来て、ストーカーみたいに粘着されて、怖くなってやめた。

という3パターンがありました。

おそらく、彼女たちが求める「会話を盛り上げるのが上手で、清潔感のある高年収男性」は、婚活パーティーを利用しなくても女性に困らないのでしょう。

上記3点に当てはまる男性が多いと思います。

そして、苦しい思いをした結果、普通の婚活パーティーに参加しているとのことでした。

でも、相変わらず条件は厳しく、年収1,000万円希望が、600万円に落ちた感じでしたが・・・

(ちなみに年収600万円の独身男性は、全体の3.5%と言われています。その中でさらに彼女がいなくて結婚願望のある男性となると、おそらく1%を切るでしょう)

「理想の男性」をゲットした女性のその後

そんな厳しい条件をクリアして、

「自分と年が近くて清潔感があって、年収が高い男性」

との結婚にこぎ付けた女性たちもいます。

できるだけ若いうちから戦略的に婚活して、理想の男性をゲットした人もいれば、たまたま運良く出会って、男性の方から猛アプローチを受けて結婚した女性もいます。

ただ、そういった女性たちが「理想の結婚生活」を送っているか?というと、必ずしもそうとは言えないのです。

高年収男性と結婚した女性でも、離婚を決断する人は多いのです。

中には、子どもが小さいうちに離婚して、シングルマザーになる道を選ぶ人もいます。

婚活女性の視点から見れば、どう考えても、この決断は合理的ではありません。

経済的な豊かさを求めて高年収男性との結婚をゴールにしている婚活女性から見たら、

「え?なんで?シングルマザーなんて、一番経済的に厳しくなりそうなのに・・・」

と思うでしょう。

離婚の理由も、「夫が浮気している」とかなら、まだ理解できるでしょう。

でも、「浮気はしていないけど、夫の仕事が忙しくて、家にいる時間が短いのが耐えられなかった」などの理由を聞くと、「えー?そんなの初めから分かってたんじゃないの?」となるでしょう。

でも、パートナーシップは理屈ではないのです。

感情的に、限界を迎えたのです。

そして、自分が結婚後に何を不満に感じるか?を、独身の頃に予測するのはすごくムズカしいです。

自分の心としっかり向き合う作業が必要なのです。

でも、多くの男女は本能に従って、「多くの男性が求める女性」や「多くの女性が求める男性」を、自分のタイプだと信じて相手を探します。

高年収男性とうまく結婚生活を続けている女性は、本能に従っているだけではありません。必ず自分の心と向き合っていることが多いです。

ちなみに僕は、一度目の結婚では、自分と向き合わなかったせいで失敗しました。

その後も何度も婚活で挫折を繰り返して精神的に参ったり、体調を崩したりしながら、勉強を続け、ついに自分の心と向き合う時間を取る覚悟を決めました。

そして、今のパートナーであるサヤに出会いました。そこにたどり着くまでに、6年かかりました。

サヤと出会った後も、2人で勉強を続け、自分たちの間で実践し続けています。

本能に従うと、うまくいかないことが多い

僕は、「男女が恋に落ちるまでの心理学」と「結婚した後にパートナーシップを長続きさせるための心理学」の両方を勉強し、自分の人生の中で実践し続ける過程で気づいたことがあります。それは、

「男女が本能に従って行動すると、ほぼ100%うまくいかない」

ということです。

・男女が恋に落ちるまでのステージ

・男女が理想の相手を探すステージ(婚活する場合)

・男女が結婚した後のステージ

それぞれのステージで、男女の本能が発動します。

そして、男女の本能は「恋の始まりに火を付ける」のには役立ちますが、「1人の相手と長くやっていく」のには、逆効果になるのです。

次回の記事で、詳しく解説します。

 

・・・つづく

 

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