Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
自分の「愛の言語」がタッチの人にとっては、パートナーからセックスを拒絶されると、すごく深く傷つきます。
耐えられなくなって、意を決してパートナーにセックスレスの相談をした時にも、
「そんなの、たいした問題ではない」
といったような発言をされたり、笑ってごかまそうとしたり、何かと理由をつけて逃げようとされると、さらに深く傷つくのです。
特に、結婚相談所で結婚したカップルで、新婚早々にセックスレスになった場合は、結婚したこと自体を後悔することもあるでしょう。
セックスを拒むパートナーが、すごくイジワルに見えるかもしれません。
あなたが男性なら、「結婚したのに、妻が義務を果たしていない」と感じるかもしれません。
あなたが女性なら、「この人は、何のために私と結婚したの?最初から愛がない生活を続けるなんて、ムリ!」と思うかもしれません。
でも、実はこれは「お互いに言えること」なのです。
つまり、セックスレスで悩んでいる人も、パートナーの愛の言語を知らずに、気づかないうちに相手を傷つけている可能性があるからです。
それが、セックスの拒絶につながっている可能性があります。
実は、相手も傷ついている
人は、自分の心の傷には敏感です。
でも、相手の心の傷には気づきにくいことが多いです。
もしあなた自身がセックスレスで悩んでいる場合、
「では、あなたのパートナーが何で悩んでいるのか分かりますか?何を不満に思っているのか分かった上で、それを解決する行動を取っていますか?」
と言われて、パッと答えられるでしょうか?
パートナーの愛の言語を一瞬で特定できる人は少ないです。
どんなに長年寄り添った熟年夫婦でも、お互いの愛の言語が分からずに、
「この人のことは、本当に理解できない!」
と憤慨しながら、夫の退職期後に離婚することもあります。
そのぐらい、愛の言語は意識していないと見つけられないし、相手の愛を満たす方法を知らないと、関係を修復できなくなるのです。
実は、あなたと同じぐらい、パートナーも傷ついている可能性があります。
それは、あなたにとってはささいなことかもしれません。
自分にとっては、ささいなことでも・・・
・あまり家事をしない
・2人でゆっくり話す時間を取らない
・記念日に心のこもったプレゼントがない
・ホメや感謝の言葉をかけない
といったことのうち、ご自身に心当たりのあるものはあるでしょうか?
あなたにとって「そんなこと、たいしたことないじゃん」と思っていることに、あなたのパートナーは深く傷ついているかもしれないのです。
全部をやらなければならないのではありません。
ピンポイントで「これだけは!」という1つ(パートナーの愛の言語)を特定して、そこだけを外さずに実行できているか?ということです。
安心してください。できている人は、おそらく10人中1人いるかどうかぐらいです。残り9人は、できていません。
まずは、お互いの愛の言語を知って、自分がどこに傷ついているのか?それを伝え合うところから、軌道修正が始まります。
早い方が軌道修正しやすい
時期的に言うと、まだ付き合いが短い時期の方が、軌道修正がラクです。
長年連れ添った熟年夫婦の場合、これまで積み上げてきた時間が長いので、相手への愛着がある反面、不満もまた積み上がっています。
特に女性の脳は「エピソードと共にその時の感情を長期記憶する」と言われています。
つまり、何十年前の出来事でも、「あの時、あなたは○○をしてくれなかった。私がそれで、どれだけ悲しかったか!」ということを、一瞬で思い出せるのです。
積もり積もった不満を抱えている状態で、「相手の愛の言語を話す=相手がして欲しいことをする」というのは、頭では理解できても、感情が追いつかないことがあります。
もちろん、熟年夫婦でも軌道修正はできるのですが、新婚の頃よりも多くの時間とエネルギーを必要とするケースが多い印象です。
一方、新婚のうちは、付き合いが浅い分、お互いに積もっている不満の数や量が少ないです。
お互いの「愛の言語」を知って、軌道修正しやすい状態にあります。
結婚相談所を通して結婚した場合は、さらにやりやすい
特に、結婚相談所で知り合って結婚した夫婦の場合は、知り合ってから結婚するまでの期間が短いので、「積年の恨み」はまだほとんどない状態です。
このタイミングでお互いの「愛の言語」を伝え合い、軌道修正するプランを考えれば、割と早いタイミングでセックスレスを解消できる可能性があります。
ただし、1つだけ心理的に乗り越えなければならないハードルがあります。
次回の記事で、詳しくお伝えします。
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