From シンヤ（男女のパートナーシップ研究所）
男女比で言うと、僕の見た限りではセックスレスの悩みは男性が投稿しているケースが多い印象です。
「結婚して一緒に暮らし始めたけど、妻がセックスに応じてくれない」
「結婚したのにセックスを拒否するというのは、どういうことか？」
といった悩みです。
新婚でセックスレスになるパターンは、恋愛結婚でも起こります。
ただ、その場合はどちらかというと、女性の方がセックスレスに悩んでいるパターンが多い傾向があります。
「彼からセックスの誘いがなくなって、寂しい。私はもう、女として見られていないの？」
と不安になるという状況です。
これには、男女脳の違いが関係しています。
今回は、この男女脳の違いを元に、結婚相談所を通して結婚した夫婦のセックスレスの原因について解説していきます。
結婚相談所で結婚したカップルのよくあるパターン
結婚相談所で男女が知り合った場合、恋愛結婚に比べて早い段階で結婚を決めます。
「真剣交際」と呼ばれる期間は、長くても半年程度に設定している結婚相談所が多いです。
その後、「成婚退会」していきます。
成婚退会するまでは、セックスを禁止している結婚相談所が多いです。
これは、女性を守るための制度でもあります。
男性側はこのルールを守りますが、逆に「成婚退会した直後からセックスできるもの」だと思い込むケース多いです。
「彼女は自分と結婚することを決めたのだから、セックスするのは当然だろう」
と期待するのです。
ところが、女性側が拒むケースがあるのです。
たとえ同居し始めても、籍を入れた後も、拒否されることがあります。
すると、男性側としては不満を感じます。
その結果、
「結婚して籍を入れるということは、夫婦としてやっていく契約を結んだということだ。夫婦生活の中にセックスが入っているのは当然だ。それを拒むのは、契約違反だ！」
というように、ルールや法律的な理論を使って妻側にセックスを受け入れるように要求することもあります。
ですが当然、これはうまくいきません。
女性側からすると、何かと理由をつけてセックスを断りたくなります。
拒否される側の夫も傷つきますが、拒否する側の妻も、大きなプレッシャーと精神的なダメージを負います。
場合によっては離婚につながるケースもあるのです。
でもこれは、男女脳の違いが引き起こしている状況です。
脳の仕組みを理解すれば、この苦しい状況を乗り越えていくことができます。
男性と女性のセックスに向かう時間感覚の違い
男女ともに出会った瞬間に「アリかナシか？」を判断すると言われています。
ただし、そのアリナシ判定の基準が、男女で違うのです。
（※注：この先で解説する脳の傾向には、個人差があります。全員に当てはまるわけではありません）
男性は、女性と出会った瞬間に「この女性とセックスしたいかどうか？」でアリナシ判定すると言われています。
つまり、最初に「ナシ判定」した女性とは、その後どんなに友達期間が長くても、「付き合いたい」とか「セックスしたい」という欲求につながりづらいとも言えます。
逆に、最初にアリ判定した女性とは、いつでもセックスできる状態になるのです。
一方で女性の場合、男性と出会った時のアリナシ判定の基準は、「また会いたいと思えるか？」です。
つまり、また会ってより相手の男性のことをより深く知りたいと思えるかが、ジャッジ基準なのです。
この時点ではまだ相手の男性とセックスすることは、頭の中にありません。
もちろん、ナシ判定する場合には「清潔感がない」「生理的に受け付けない」など、「この人とセックスは絶対ムリ！」と本能的に判断する基準になってはいます。
でも、女性が「アリ判定」する時には、相手男性とセックスするシーンをリアルに思い描くことは少ないです。
これは、男女の脳の違いが関係しています。
女性は、ゆっくり時間をかけて相手男性を好きになっていく脳の構造になっています。（個人差はありますが）
そして、心と身体のつながりが、男性に比べて強い傾向があります。
つまり、相手男性に心を開いていなければ、セックスしたいという気分にはらないのです。
女性にとっては、「好きという気分が盛り上がっているかどうか？」がカギになります。
でも、女性がその状態になるまでには時間がかかります。
男性が思っている以上に、時間が必要なのです。
男性は、「はい！結婚しました！籍を入れました！さあ、セックスしましょう！」となりますが、女性はそうはらないのです。
男女脳には、相手を受け入れるまでの時間差があります。
では、どうしたら、この時間差を埋めることができるのでしょうか？
・・・つづく。
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