From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※あなた自身がセックスレスで悩んでいる場合の対処法の続きです。
前回の記事では、セックスレスを解消するには、「相手の心の愛情タンクを先に満たす」ということをお伝えしました。
自分の欲求をいったん横に置いておいて、ひたすら相手の愛情タンクを満たすことだけに注力する期間を設けるのです。
相手の愛情タンクを満たすのにどのぐらいかかるかは、個人差があるので何とも言えません。
ただ、1つのめやすとしては、夫婦関係が冷め始めた時(セックスレスになり始めた時期)から今までの期間が半年だとしたら、同じ半年ぐらいかかると思っておいた方が良いです。
相手の愛情タンクを満たす方法は、「自分がして欲しいことを相手にする」のではダメです。
「相手が自分にして欲しいと思っていること」をしないと、意味がないのです。
相手の「愛の言語」を使って愛情タンクを満たす必要があります。
愛の言語の5種類をもう一度復習しておくと、
①ポジティブな言葉(ホメや感謝)
②ギフト(贈り物)
③サービス行為(家事や育児、相手のために何かする)
④クオリティータイム(2人だけで話しながら一緒に過ごす時間)
⑤身体的タッチ(セックスを含むスキンシップ全般)
です。このうち、相手の愛の言語を特定して、それを実行し続けます。
自分と違う愛の言語は、ぎこちない
これは、最初の慣れないうちはムズカしく感じるかもしれません。
あなたの愛の言語が「スキンシップ」だった場合、まったく違う合いの言語である「サービス行為」や「クオリティータイム」を使って愛を伝えるのは、かなり違和感があると思います。
家事をすることで、相手の愛情タンクが満たされる?どういうことだ?
とか、
2人で一緒にいる時間が大事?ただ話すことだけで?セックスしないで?
と、違和感が強く感じられるのが普通です。
でも、続けているうちに、相手の反応が変わってきます。
すると、だんだんコツがつかめてきます。
僕もいまだに、妻のサヤの愛の言語は感覚的に理解はできません。
これは生まれつきのものなので、一生理解できることはない気がします。
でも、「これをやれば妻が喜ぶ」と経験則から分かっているのは、すごい安心感があります。
努力の方向性がブレないので、効率よく妻を幸せにすることができるからです。
やるべきことが分かっても、感情的にできない
もう1つムズカしいと感じるポイントは、「自分の愛情タンクが空っぽの時に、相手の愛情タンクを満たしに行く」というのが、かなり精神的にキツいと感じることがあるからです。
俺の方が苦しいのに、なんで先に行動しないといけないんだ?
と、理不尽な気分になるのが普通です。
でも、この心理的な抵抗を克服しないと、問題の解決に進むことはできません。
「自分の愛情タンクが空っぽの状態で、エンジンをブン回しながら、相手の愛情タンクを満たす」
ことが、いかにムズカしいか?それは経験したことがある人にしか分からないでしょう。
「やるべきことは分かっている。でも、感情がそれを許さない」
という状況は、男女のパートナーシップではよく起こります。
会社の同僚の女性を褒めることはできるのに、自分の妻を褒めることはできない。プライドが許さない。という男性は、けっこう多いです。
これまで自分の心が踏みにじられて、さんざんプライドを傷つけられてきた相手を、今さら褒めるなんて!
という心境になってしまうのです。
だからこそ、この状態を克服した時には、自分が精神的に一歩成長できます。
そして、一度自分の心を克服する体験をした後は、同じことを繰り返すのがラクになっていくのです。
・・・つづく。
今回のブログはこちらの記事を元に書いています。
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