From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
先日、ヤフー知恵袋にこんなお悩み相談の投稿がありました。
↓↓↓
ざっくり要約すると、
・お酒をたくさん飲む妻を持つ男性からの投稿(2才の子どもが1人)
・妻が週5日、1日あたり3~4本のビールを飲むのが気になる。(週2日は休肝日)
・月に1~2回は職場の人たちと飲み会に行く。
・妻はお酒を飲んでも、顔に出ない。
・年に2回、ベロベロに酔っ払って朝帰りする。
・自分はまったくお酒が飲めない。
・妻に飲酒をやめて欲しいと言いたいけど、まだ言っていない。
という状況です。
また、妻に飲酒を辞めさせたい理由としては、
・酒代だけで月に1万5,000円ぐらいかかっている。そのお金で、家族でディナーしたり、貯蓄に回せるのに・・・と残念な気持ちになる。
・夫の自分が飲めないのに、妻が飲むのはけしからん!と感じる。
・まだ2才の子どもの母親が月1~2回も飲み会に行くのは、いかがなものか?
という内容でした。
実はこういう相談内容は、けっこう多く見かけます。
「パートナーがお酒を飲み過ぎて困る」というお悩みは、男女関係なくあるのですが、男性と女性で理由が違うことが多いのです。
男女で違う「お酒をやめて欲しい理由」
パートナーにお酒をやめて欲しいと思う理由は、男女で違いが出やすいです。
大酒飲みの夫を持つ女性が、夫にお酒をやめて欲しい理由は、健康上の理由が大半です。
夫が身体を壊すのではと心配になる、というものです。
また、「ふだん優しい夫が、酔っ払うと暴力的になる」というケースもよくあります。
この場合は、妻側の身体が危険にさらされます。
どちらのケースも、「身体の安全が脅かされる」という点では、肝臓を壊すのも暴力も共通しています。
また男性の場合は、自宅で飲まずに外で飲むことが多いので、「帰宅が遅くなって、妻がワンオペになる」という点での不満も出やすいです。
男性特有の理由
一方で、男女が入れ替わると、理由が変わります。
今回の相談者の男性ように、
・出費がかさむのが気になる。
といった数値化できるものや、
・夫が飲まないのに妻が飲むとは、けしからん!
・子どもがいる立場で、飲み会に行くのは良くない。
といった、社会規範に照らし合わせた不満を口にする男性がけっこう多いのです。
この理由が女性からの反発を生んで、議論を巻き起こします。
「なんで私たち既婚女性が飲み会に行くと文句を言われるのに、既婚男性男が飲みに行くことは、社会的に批判されないの?」
といった不公平感を生んでしまうからです。
でも実は、男性が出してくるこれらの理由は、実はタテマエ上のもので、本音は別のところにあることが多いのです。
お金が原因ではない理由
ちなみに先ほどの相談者の男性の場合は、補足説明を読むと、
・妻の年収650万円(時短で働いている今でも)
・自分の年収320万円(フルタイム勤務)
と書いてあります。
世帯年収は1,000万円近くになり、この年収は日本の夫婦全体の11.6%になります。
10組の夫婦の中で、約1組ぐらいしか達成できない世帯年収なのです。
しかも、奥さんは夫の倍以上の年収を稼いでいるわけです。
お酒代として毎月1万5,000円使うのは、客観的に見て「高い!」と言う人はそんなに多くないと思われます。
世のサラリーマン男性の月のおこづかいも、おそらく同じぐらいか、もしくは少し多いぐらいではないでしょうか?
家で飲むのにかかる出費が毎月1万5,000円として、年間トータルでは18万円です。
そこに月2回の飲み会を足してみます。
1回5,000円程度で計算して、月1万円×12ヶ月=12万円。
すべて合計すると、年間30万円です。
奥さんの年収650万円に対する割合で言えば、4.62%になります。
年間5%以下の出費です。
しかもそれは、仕事の同僚との飲み会のようなので、おそらく仕事を円滑に進める上で役立つ可能性があります。
今後、奥さんが年収を上げていく上での投資になる可能性もあるわけです。
そうなってくると、もう理由としては、
・2才の子を持つ母なのに、けしからん!
・夫の自分を差し置いて、けしからん!
といった、社会的な役割で禁止しようとするしかなくなるでしょう。
でも、おそらくこれは奥さん本人に言っても通じません。
ケンカの火種になるだけで終わるでしょう。
なぜなら、ここには「旦那さん本人の、本当の気持ち」がまったく見えないからです。
実は夫婦関係で、相手に行動を変えてもらいたいと思ったら、「自分の本心に気づく」ことが第一ステップになります。
・・・つづく。
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