【夫が不倫しているかも?と感じたら読む本②】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回の続き)

※僕が最近読んだ「不倫に勝つ妻・負ける妻」というタイトルの本のレビューの続きです。

この本のスゴいところは、「今の状況別」に具体的な行動アドバイスが載っていることです。

たとえば、一言で「夫の不倫」と言っても、確信度に差があります。

・なんとなく不倫を疑っているけど、証拠がない状況。

・不倫していることはほぼ間違いないと感じていて、夫のスマホをのぞき見したい衝動に駆られている状況。

・証拠を見付けてしまい、不倫が確定している状況。

などです。

また、自分自身の心境にも違いがあります。

・夫が不倫しているかもしれないと思いつつ、夫を信じたい気持ちがある。

・もし夫が不倫していることが分かったら、悲しいけど「すぐ別れたい」とまでは思っていない。

・もし夫が不倫していることが分かったら、有無を言わさずに、すぐ別れたいと思っている。

など、それぞれ段階があります。

この段階によって、取るべき行動やアドバイスは変わってくるのです。

この本には、その状況に合わせた細かいアドバイスが載っているのが、最大の特徴です。

とても実戦的だと思います。

本能を落ち着けることに特化

もう1つ、この本が良いと思うところは、「本能を落ち着けて、自分の心を整えること」に特化していることです。

自分の夫が不倫しているのでは?という疑いが出てきた場合、ほとんどの女性は本能的に行動してしまいます。

たとえば、

・まだ確信がない状態で「浮気しているに違いない!」と決めつけて、夫を責めたり。

・確信が欲しくて、夫のスマホをのぞき見したり。

・悲しみの感情に飲み込まれて、ひたすら落ち込むだけになってしまったり。

・自分を責めて、うつ状態になってしまったり。

といったことは、あるある状態です。

でも、不倫問題に限らず、男女のパートナーシップにおいては、「本能に従って衝動的に行動すること」は、たいてい自体を悪化させます。

たとえば、夫婦がケンカした場合、男性は本能的に「1人になろう」とします。

これは、力が強い男性がパートナーの女性を肉体的に傷つけないようにするための本能と言われています。

でも、女性側からすると、部屋にこもって出て来ない夫を見て、「無視された、放っておかれた」と受け取ります。

その結果、ますます怒りが大きくなってしまうことがあるのです。

女性もケンカすると本能的に「放っておいてよ!」と口にする傾向があります。

当然、男性はそのまま受け取って距離を置くのですが、女性は本心では放っておかれることを望んでいません。

ちゃんと自分に話しかけて、謝って、ケアして欲しいと思っているのです。

本能に従うと、たいてい失敗する

不倫も同じです。

夫婦仲が悪くなったのが原因で不倫する場合と、特に表面上は仲が悪くないのに、不倫する男性もいます。

どちらにしても、「夫が男性の本能に従って衝動的に行動した結果、不倫状態になっている」わけです。

それに対して、自分も女性の本能に従って行動すれば、確実に悪化の方向に向かっていきます。

心を整える

タイトルにある通り、「不倫に勝つ妻と負ける妻の違い」にフォーカスしています。

この本を読んでいると、

・不倫に負ける妻=自分の本能に従って衝動的に行動して、自体を悪化させたあげく、後悔する。

・不倫に勝つ妻=自分の本能に振り回されず、冷静に状況を分析して、後悔のない判断ができる。

という状態になっていることが分かります。

そのため、この本の前半では、主に心を整えることを中心にアドバイスが展開していきます。

まずは「自分がどうしたいのか?」「今後、自分はどうありたいのか?」をしっかりイメージした上で、細かい行動プランを考えていくのです。

不倫という修羅場を、ここまで冷静に分析して具体的な行動アドバイスまで落とし込む著者のMIKOTOさんは、本当にスゴいと思います。

ご自身も夫の不倫を経験されているからこそ、不倫された妻の気持ちがよく分かるのです。

読者に寄り添った目線で、本能に振り回されないためのアドバイスが載っています。

この本を読むのと読まないのとでは、確実にその後の行動が変わってくるでしょう。

 

・・・つづく

 

不倫に勝つ妻、負ける妻

 

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