From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※私達シンヤ&サヤが、今最もハマって毎日見ているネットフリックスの連続ドラマ「ルシファー」の詳しいレビューの続きです。
このドラマのスゴいところは、パートナーシップのステージを長いスパンで描いているところです。
①片想いのステージ
②両想いのステージ
③付き合いがうまくいかなくなるステージ
④ピンチを乗り越えて、再び絆を深めるステージ
⑤結婚することを決めるステージ
⑥親になるステージ
という、6つのステージが描かれます。
しかも、それぞれのステージで乗り越えるべき課題が出てきます。
①片想いのステージ
このステージでの課題は、「自己無価値感」です。
自分は、この人にふさわしくないのではないか?
そんな気分になってしまい、ルシファーはクロエに気持ちを伝えられないのです。
「好きな人から拒絶されるのが怖い」
これは、誰でも経験することだと思います。
振られるぐらいなら、最初から付き合わない方が良い!という風になって、別の女性と付き合おうとしたり、とんちんかんな方向に向かっていきます。
ルシファーはクロエのことを考えるたびに、自己無価値感がムクムクとわき上がってくるので、苦しくてツラくて、1人で落ち込みます。
その一方で、ルシファーはクロエの前では「イケてる自分」「強い自分」の姿を見せようとします。
ところが、クロエには全然刺さりません。
でもある時、ついにルシファーはクロエの前で本音を言ってしまいます。
「僕は、君にふさわしくないと感じるんだ。自分には君と釣り合う価値がないと感じているんだ。」
そして、クロエのことを諦めようとするのです。
すると皮肉なことに、クロエは初めて、ルシファーに心を惹かれます。
自分の前で最も弱い部分を見せたルシファーに、魅力とつながりを感じるのです。
まさに、同じ現象が私達の間で起こりましたもんね!
もうダメだ!自分はサヤにふさわしくない!と思って、それをサヤの前で打ち明けたら、急にサヤの表情が変わって、目の奥に愛情を感じて、あれ??どういうこと??と思いました。
女性は、男性の弱みを見せられると、逆に誠実だなと感じるんですよ。
男性は逆でガンバっちゃいがちですよね。弱みを見せずに、気丈に振る舞っちゃう。
実は弱みの開示は、信頼の証しなんです。
②両想いのステージ
紆余曲折を経て、何とかルシファーはクロエと両想いになるとができました。
でも、これまで仕事上のパートナーとしてやってきた2人がいきなり恋人として付き合うことになると、色々と違和感が出てきます。
付き合い始めたからといって、自分の中の劣等感や罪悪感が消えてなくなるわけではありません。
一度は相手に受け入れてもらえて、天にも昇る気持ちになるのですが、今度は「いつか相手に捨てられるのでは?」という恐怖がムクムクとわき上がってきます。
そのため、ルシファーは何度も「俺たちはうまくいってるよね?」とクロエに確認したくなります。
付き合いをうまくいかせることが、目的になってきてしまうのです。
すると皮肉なことに、2人の間がぎこちなくなり、お互いに本音で語り合いづらくなります。
その結果、気持ちがなかなか近づけない・・・という矛盾が生じるのです。
③付き合いがうまくいかなくなるステージ
付き合い始めてしばらくたつと、それまで一時的に力を潜めていたネガティブ感情が、また大きくなって戻ってきます。
そして今度は、パートナーの力で感情の振れ幅が大きくなり、以前よりもさらに大きな劣等感や罪悪感が暴れ出すのです!
さらに、付き合っているこその、「相手に対する欲求」も大きくなっていきます。
「恋人なら、このぐらいのことはしてもらえるはず」
といった風に、相手の行動に対する期待値が高まっていきます。
そして、それが叶えられなかった場合、
「恋人なのに、○○しないなんて!信じられない!」
というように、怒りと落胆が爆発してしまうのです。
多くのカップルは、このステージで別れを選択します。
・・・つづく。
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このシーンを見たときは、僕は自分のことのように見えました。