From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※私達シンヤ&サヤが、今最もハマって毎日見ているネットフリックスの連続ドラマ「ルシファー」の詳しいレビューの続きです。
ルシファーのストーリーは、ちょっと変わっています。
登場キャラクターの設定は、こんな感じです。
↓↓↓
主人公:ルシファー(元は天使で、今は悪魔の王)
ルシファーの子分:メイズ(強い女性の悪魔)
ルシファーが恋に落ちる相手:クロエ(人間:ロサンゼルス警察の刑事)
ルシファーの兄:アメナディル(天使)
ルシファーの父:神(放任主義で、なぜかルシファーを天国から地獄に落とす)
ルシファーの母:女神(天国から追放されて、地獄に閉じ込められている)
という設定です。
かなりぶっ飛んでいますよね。
最初のストーリーはこんな感じです。
↓↓↓
ざっくりストーリー解説
地獄の王の仕事に飽きたルシファーは、人間界にやってきて、地球上での暮らしを楽しむことにしました。
ルシファーのふだんの見た目は、長身のイケメンです。
誰も正体が悪魔だとは気付きません。
ルシファーはロサンゼルスで一番大きなナイトクラブのオーナーになり、ビジネスは大成功し、大金と自由を手に入れます。
悪魔なのに人間の女性が大好きで、毎晩何人もの美女と(時には男性と)ベッドで過ごす日々を送っています。
そして、そんな生活にも飽きたルシファーは、偶然の縁がきっかけで、ロサンゼルス警察の殺人事件の捜査を手助けすることになるのです。
ルシファーは悪魔の能力の1つとして、「人間の奥底に望む欲望」を聞き出すことができます。
ルシファーに両目を見つめられると、どんな人間も自分の中の奥底にある「人に言えない欲望」を口にしてしまう、という恐ろしい能力があるのです。
その能力を使えば、犯人を自白させてしまうこともできます。
まさに警察の捜査にはピッタリ!
とうことで、たちまち引っ張りだこの「市民顧問」として、警察の捜査に協力します。
そこでコンビを組むことになる刑事が、人間の女性「クロエ」なのです。
クロエはもちろん、ルシファーが悪魔だなんてことは知りません。
ルシファーは自分のことを何度も悪魔だと言うのですが、言い方が軽々しいので、誰も信じてくれません。
そして、クロエとルシファーは一緒に捜査を続けるうちに、だんだん惹かれ合っていきます。
最初の印象は「ぶっ飛びフィクションドラマ」
このストーリー解説を聞いたら、「いったいどこに、パートナーシップの学びがあるんだ?」と思われるかもしれません。
私達シンヤ&サヤも最初はそうでした。
何も考えずに見れる「エンタメ番組」として気軽に見始めました。
実際、最初の方のストーリーは軽いノリです。
犯人は誰だ?的な刑事ドラマなので、謎解きの要素が楽しくて見ている感じでした。
ところがしばらくすると、だんだんストーリーが深くなっていきました。
毎回1話分を見終わるたびに、私達はテレビを消してディスカッションをするようになりました。
「これって、人間のこういう部分を描いてるよね?」
「まさにこれは、夫婦や恋人の間で起こるケンカの原因じゃないか!」
「この親子関係は、心当たりがある!」
などなど、私達の実生活にすごく結びつきを感じるようになってきたのです。
そして、毎回深く考えさせられるようになってきました。
典型的な「男性の成功モデル」
ルシファーの環境は、多くの男性が追い求める「成功モデル」を絵に描いたような生活です。
・ビジネスマンとして、富と成功を手に入れている。
・オーナーなので、自分はあまり働く必要がなく、自由な時間を満喫している。
・自分の経営するナイトクラブが入っている巨大なビルの中の、最上階の豪邸マンションに住み、夜のLAの街を見下ろしながら、ワインを片手に優雅な時間を過ごす。
・派手なオープンカーを乗り回し、スピード違反でつかまっても、札束を警官に渡してワイロで解決する。
・女性にモテモテで、毎晩違う女性たちと一夜の関係を楽しんでいる。
・悪魔なので年を取らず、病気にもならない。永遠の若さを保っている。
・悪魔なので、人間よりはるかに強い肉体を持っている。銃で撃たれても死なない。腕力は常人の何十倍もある。
・羽根があるので、空も飛べる。
ここまで書いたら、多くの男性は「いいなぁ~!」と言いたくなると思います。
そういう享楽的なルシファーの生活が最初の方で「これでもか!」と描かれます。
どう見ても、ルシファーの人生は順風満帆で、悩みなどなさそうに見えるのです。
ルシファーの闇
でも、実はルシファーは自分の中に、自分でも気付かない劣等感と罪悪感を抱えているのです。
光が強くなればなるほど、同時に影は濃くなります。
ポジティブな性格で光の強いルシファーの心には、同時に深い闇があります。
クロエと出会って初めて女性を心の底から好きになることで、自分の中にある劣等感や罪悪感と向き合わざるを得ない状況に追い込まれるのです。
・・・つづく。
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