From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
今回の記事は、ジャブ告白シリーズ最終回として、ジャブ告白のコツをお伝えします。
コツは、「女性脳に寄り添う」ということです。
女性はよく、自分の感情を他人とシェアします。
たとえば、イヤなことがあった日は、その感情を恋人や夫、友人などにシェアします。
「私は今、こんな気持ちになっているの!それを知って欲しい」
というのが、女性脳なのです。
別に解決策を求めていません。
ただ、自分の感情を知ってもらえるだけで、ストレスの8割は解消しているのです。
男性は妻や恋人にグチを言われたら、「それなら、こうすればいい!」とすぐ解決策を出してしまいがちです。
すると女性は、「話を聞いてもらえていない」「自分が拒絶された」と感じて、ケンカが始まる原因になります。
男性脳は白黒ハッキリつけたい仕組みになっているので、
「気持ちを知るだけでは意味がない。状況が改善されなければ意味がない」
と考えます。
でも、女性脳は違うのです。
「自分の感情を相手に知ってもらうこと」で、親密さを増すのです。
ジャブ告白のセリフ例
この女性脳の仕組みに寄り添った、ジャブ告白のセリフ例を1つお伝えします。
「僕は、○○さん(ちゃん)のこと、好きだよ。もし付き合ってくれたら、すごく嬉しい。でも、きっとまだタイミングが早いよね。
別に今、ここで返事が欲しいわけじゃないんだ。
ただ、僕は○○さん(ちゃん)のことを好きだってことを知っておいて欲しいなと思って。」
このセリフの中にあるポイントは2つあります。
①「自分の気持ちを知っておいて欲しい」というセリフのは、感情のシェアです。しかも、「相手を好き」というのは、できれば隠しておきたい感情です。
それをシェアしてくれるのは、女性脳にとってはまさに「親密さの証し」なのです。
②こう言われた場合、「Yesか?Noか?」の返事はできなくなります。結果的に、断られる確率は減ります
男性脳はモヤモヤする
「告白しているのに、返事を求めない」
というのは、男性脳にはモヤモヤが残ります。
問題があるのに解決しないまま、その場を去る時の不快感に似ています。
でも、女性脳はそれで問題ないのです。
よほど嫌われていない限り、「彼が秘めた気持ちをシェアしてくれた!」と感じて、好感度がアップするでしょう。
そして、これまで以上にあなたに親近感を感じるようになります。
これが、ジャブ告白の目的です。
ジャブ告白の後は、今まで通りに接する
ジャブ告白が終わったら、後は今まで通り普通に接するだけでOKです。
このことについて、こちらからは一切触れる必要はありません。
今まで通りのペースでメールをして、内容も変えず、今まで通りのペースでデートに誘います。
この間は、彼女の気持ちが盛り上がるのを待つ期間なので、下手にモーションをかける必要はありません。
ジャブ告白は「強い押し」の効果を持っています。
その後は、普通に接することで「引き」の期間を作ることができます。
ジャブ告白でなければ、こういう引きはできません。
本気の告白をしてしまえば、返事を求めることになります。
その時の返事がNoであれば、逆転は難しいでしょう。
次のデートにも誘いづらくなります。
でも、ジャブ告白は違います。
ジャブ告白は、本気告白と同じぐらいの威力を持ちながらも、その後も今まで通り普通に接することができるのです。
返事を求めてもいないし、断られてもいないのですから。
もし、この期間でデートに応じてもらえなくても、焦る必要はありません。
メールが返ってくるようなら、問題なしです。
もし、メールが返ってこなくなったら、深追いせずに潔く手を引いた方が良いでしょう。
とはいえ、メールの返事が来なくなっても、1ヶ月ぐらいは様子を見た方がいいかもしれません。
こちらが何もしていない間に、彼女は色々と考えて、気持ちの整理をしているかもしれません。
次に会ったときには、彼女の心はかなりホットな状態になっている、なんてこともあり得ます。
2回目の告白は1回目よりラク
ジャブ告白さえうまくいけば、2回目の本気告白はオマケ程度の位置づけになります。
もちろん、ちゃんと本気度が伝わらなければなりませんが、2回目は1回目のジャブ告白よりもずっと難易度が下がります。
また、すでに心理的な距離が縮まっていますので、多少せっぱ詰まった感が出ても、問題ありません。
おそらく、一度ジャブ告白をしていることで、あなた自身の心に余裕が出てくるはずです。
そして、2度目の告白のタイミングやセリフは、自然に言えると思います。
ジャブ告白は、心理的に「女性脳に寄り添う」スタイルの告白なのです。
注:ジャブ告白は2回ぐらいまでにしておく
ジャブ告白は、あまり打ち過ぎるのもよくありません。
まったく脈がないのに何度も告白するのは、女性脳に寄り添った行為ではありません。
しつこいだけの告白は、ストーカーになってしまいます。
2回ジャブを打ってもまったく手応えがなかったら、手を引いた方がいいかもしれません。
ジャブ告白は試す価値アリ
以上、6回に渡ってジャブ告白の効果とやり方について解説してきました。
ジャブ告白の何よりのメリットは、自分の心に余裕が生まれることです。
1回で決めなくていい、というのは、プレッシャーを減らして、肩の力を抜くのに役立ちます。
一度試す価値アリです。
あなたの戦略の中の1つに加えてみてください。
(完)
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