From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※火曜日のブログはシンヤが担当します
(→前回のつづき)
前回の記事では、「イケメン&美女が仕事やプライベートで高く評価されやすいものの、それが原因で逆に自信がなくなりやすい」というアメリカの心理学の調査結果をお伝えしました。
とても「人生イージーモード」とは思えません。
さらに、アメリカで行われた別の調査では、「ミスコンで優勝した美女たちの、その後の人生を追跡調査する」という実験があったそうです。
その結果、なんとミスコン優勝経験の美女たちはその後の人生で離婚を繰り返したり、仕事でも苦労している人が多く、一般の人たちと比べて幸福度(本人が感じている)が低めで、平均寿命も短かった、という結果になったらしいのです。
一般の人たちが抱いている「美女の華々しい人生」とはあまりにかけ離れた調査結果は、アメリカの人々に衝撃を与えたそうです。
確かに、ミスコンに優勝した頃というのは、おそらく10代後半~20代前半ぐらいで、本人も若さとエネルギーに満ちあふれていて、周りからはイケイケに見えていたかもしれません。
周りの人たちが勝手に抱くイメージが、本人のプレッシャーになる
でも、そういう「イケてるイメージ」を周りの人たちから持たれてしまうと、本人はその後も「そのイメージ通りに行動しなければ!」という無意識のプレッシャーがかかってしまう可能性が高いです。
ヘタに人気のなさそうな男性と付き合おうものなら、
「あのミスコン優勝者のジェニーが、オタクのボブと付き合ってるんだって?そんなはずないわ!何かの間違いでしょ?」
みたいな反応をされるかもしれません。
周りからそんな風に思われるのは、おそらく本人にとっては、かなりの恐怖でしょう。
だからこそ、周りの人たちが高く評価している(けど自分とは合わない)男性をパートナーに選び、ムリして結婚してもすぐ離婚してしまう・・・というサイクルが繰り返されるのは、なんとなくイメージできます。
恋愛が冷めてからが勝負
ということで、イケメンや美女は「恋愛の入り口ステージ」ではとても強力ではあるけれど、付き合った後に、「そのパートナーと長い関係を築くステージ」では、ケンカをしたり別れる確率は普通の人と変わらない、ということが分かります。
恋愛は「本能で落ちる」ものです。
異性を好きになることに、努力も根性も必要ありません。
でも、本能の力はMAXで3年しか持ちません。
付き合った後に結婚して、さらにその後の長い結婚生活を続けていくためには、本能の力に頼ることはできないのです。
恋愛モードが冷めてからは、お互いが「この人と一生やっていく決断と覚悟」を決める必要があります。
そしてその決心と覚悟は、1度決めたら揺らがないものではありません。
現実の結婚生活では、他人から見たら小さなことで、大げんかになることがよくあります。
そして大げんかをしている間は、結婚の時の誓いの言葉などは、どこかに吹き飛んでしまうものです。
揺らぐたびに、「それでも自分は、この人とやってくんだ!この人を愛するんだ!」とまた決心して、覚悟を決めて、行動に移していくのです。
そこには、本能のパワーで恋愛モードになっていた頃のロマンチックさなど、みじんもありません。
泥臭い作業の連続です。
でも、その泥臭い作業を積み重ねた先にのみ、本当に満たされた結婚生活が待っています。
この泥臭い作業を一緒にしていける相手が、ベストパートナーなのです。
イケメン&美女と結婚したら100%幸せになれる、とは言えない理由
そう考えると、もし自分が「人もうらやむイケメンや美女をゲット」して結婚したとしても、必ずしも幸せになれるとは限らないのです。
特に男性は、「若くて美人の奥さんが手に入れば、人生逆転できる!」と思ってしまいがちです。
少なくとも、僕が参加していた婚活パーティーの世界では、男性陣はけっこうそのマインドの人が多い印象でした。(もちろん、僕もその1人でした)
でも、人生逆転したと感じられるのは、最初の数ヶ月~長くて2年程度です。
恋愛モードが冷めた時に、「お互いの欠点が目についても、どんなにケンカをしても、相手を一生愛すると決断して、覚悟を決める」という泥臭い作業を2人で繰り返さなければなりません。
でも、相手の美女はそれまでの人生で、その泥臭い作業をしたことがないかもしれません。
これからも、するつもりはないかもしれません。
「だったら、また別の相手と恋愛モードからやり直すわ。だって、私は需要があるんだから。さようなら!」
となってしまうかもしれないのです。
イケメン&美女が覚悟を決めたら最強
とはいえ、もしイケメン&美女が、1人の相手をずっと愛するという覚悟と決断をしたら、それが最強だと思います。
ここまでの研究結果をまとめると、
・恋愛の入り口ステージでは、ルックスが良い人は有利。
・その後のステージでは、ルックスの要素はあまり関係がなくなる。
・泥臭い作業を続ける覚悟を決めた人が、幸せなパートナーシップを築ける確率が上がる。
・「自分はモテるから他にも選択肢が多い」という理由で、泥臭い作業を続ける覚悟が決められなくなるかもしれない、という点で、美女やイケメンはむしろ不利な場合もある。
・でも、美女やイケメンがその覚悟を決められたら、最強!
ということです。
おそらく、若いうちは美女やイケメンに大きな差を付けられている劣等感があるかもしれませんが、時間が経って経験値を積めば、その差がどんどん埋まっていき、ルックスに対するコンプレックスは小さくなっていくでしょう。
パートナーシップは、学び、育むものです。
僕達と一緒に学び続けていきましょう!
Shinya
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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