From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※僕自身の過去の「モテない体験談」の続きです。
「一生結婚できないタイプの男」からの脱却を目指し、モテ本に書いてあることを愚直に実行しながら1年間修行を続けたことで、僕はだいぶ精神的に打たれ強くなってきました。
高かったプライドがだんだん低くなっていき、結果に対するこだわりが薄れていくのを感じました。
その本にも書いてあった一節の中に、「1度成功すれば、その後は同じように成功するのはずっとラクに、早くなる」という描写がありました。
その最初の成功がいつやって来るのか?
当時の僕にはまったく分かりませんでした。
1度も成功したことがなければ、今やっていることが成功につながるのかどうか?分からないのは当然かもしれません。
本のアドバイスに従って1年間続けたものの、僕の中では打たれ強くなったこと以外は、特に変化はありませんでした。
相変わらず彼女はできないし、自分のモテ度が多少上がっているのかどうかも、よく分かりません。
でも、とりあえず小さくても進歩していることは感じられていたので、そのまま続けました。
ちなみに、他の「結婚できない男性たち」と同じように、僕の中の理想の女性像のルックスは、変わらず高いままでした。
だからこそ、1年間修行を続けても、彼女ができなかったのかもしれません。
24才から「人生で初めて読むモテ本」の戦略を実行しながら修行を始めて、25才の誕生日を迎えてしばらく経ったころ、奇跡が起きました。
人生初の彼女ができたのです!
理想のルックス
実を言うと、この頃にはもう、感覚がマヒしてきて、理想の彼女が欲しいのか、理想じゃなくても彼女が欲しいのか、そもそも彼女が欲しいのかどうか、よく分からなくなってきていました。
この頃、仕事とモテ戦略の実行があまりに精神的にハードスケジュール過ぎて、ストレス性の胃炎になって仕事を1週間ほど休んだ後の出来事でした。
もう、色んな事がどうでも良くなってきたタイミングで、いきなり彼女ができたのです。
きっかけは、同じ職場で働く女性を、これまでの修行してきた流れで試しにご飯に誘い、試しに告白してみたら、まさかのOKが出てしまったのです・・・
しかも、その彼女は、経験値不足のため高くなり過ぎた僕の理想のさらに上を行くほど、ルックスの良い女性でした。
だからこそ、「どうせ今回もダメだろう」と思っていたのです。
年は確か1つか2つ下だったと思います。
僕は最初、信じられなくて、「何かウラがあるに違いない・・・」と思い、しばらく警戒していました。
「これは現実なのか?何か落とし穴があるんじゃないのか?本当に彼女は俺と付き合うつもりなのか?この先に、どんなリスクが待っているんだろう?」
と、すごく不安になりました。
これは自分でも不思議でした。
何も学ばず、考えずに、美女を見付けたらすぐ告白してフラれていた時期に、あれほど望んだ「Yes」の答えを、今こうして現実にもらったのに、なぜか気分は上がりませんでした。
(あれ~?おかしいな・・・こんな気分になるのか?せっかく人生初の彼女ができたのに、なぜこんな気分になるんだ?)
でも、特にウラはありませんでした。
僕は、友達に自慢できるような美女をゲットしたのです。
美女との付き合い
ここで自分の理想の美女をゲットできたことは、後から考えると僕にとってラッキーなことでした。
なぜなら、「ルックスだけで選ぶと、その後何が起こるか?」を身をもって知ることができたからです。
もちろん、彼女にはとても良くしてもらいました。
何も知らず、女性経験値の低い僕に対して、必要以上にリードしてもらおうとせず、彼女の方から色々とうまく誘導してくれました。
僕は最初の頃は嬉しくて、友達や以前の職場の先輩などに彼女を紹介したり、写真を見せて自慢したりしていました。
みんな「すげー美人だな!おめでとう!」と言ってくれました。
僕は、自分の成果を誇らしく思いました。
ただ一方で、僕と彼女は、生き方や性格、価値観、食べ物の好み、嗜好品まで、何一つとして共通点がありませんでした。
本当にビックリするぐらい、共通点がなかったのです。
僕は経験値が少ないせいで、「まあ、男女なんてそんなもんだろう。違ってナンボだ」ぐらいに思っていたのですが、おそらく彼女はそう思ってはいなかったのかもしれません。
つきあい始めて2ヶ月、3ヶ月と経つうちに、どんどん違いが明確になっていきました。
電話で話しても意見や考えが食い違ってケンカになったり、会っている時にもかみ合わない感じが増えていくのを感じました。
自慢できるのは最初だけ
僕はこの時、美女と付き合っても、友達に自慢できるのは最初だけだと分かりました。
そこから先は、彼女と自分の2人の世界になります。
2人でいる時間が、だんだん苦しくなっていくのに気付いていましたが、僕は見て見ぬふりをしていました。
というより、「お互いに合っているかどうか?」をジャッジする基準すら、自分の中になかったのかもしれません。
僕の中には基準がなくても、彼女の中にはあったようで、僕らはだんだん気持ちが離れていくのを何となく感じていました。
そして付き合い始めから半年たった頃、ついに彼女の方から「別れよう」と言われました。
「元彼から連絡があって、やっぱり自分は元彼に気持ちが残っていることが分かった。」
とのことでした。
僕は別れを経験するのも初めてだったので、どうしていいか分からず、かなりうろたえました。
「俺は元彼に負けるのか!」
と、くやしい気分になりました。
彼女とやり直したい!という気分が生まれて、1度は自分が折れる方向性で行こうと思いました。
ただ、冷静になって考えてみると、どう転んでも自分が彼女の生き方や考え方、嗜好などに合わせられる自信がありませんでした。
今振り返ると、「ルックスだけで相手を選んだ末路」を最初の彼女で経験できたのは、すごくラッキーなことでした。
そこから先は、強制的にルックス以外の要素に目を向けるようになったからです。
でも、もしあの時、彼女と付き合えなかったら、僕の中の「女性のルックスへの理想」はずっと高いまま、年を重ねていたでしょう。
だから僕は、「結婚できそうにない男性の気持ち」が痛いほど分かるのです。
とても批判する気にはなれません。
・・・つづく。
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