From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回までの記事で、男性が家事をやる気になる工夫を2つお伝えしました。
1.家電を彼に選ばせて、「担当者意識」を芽生えさせる
2.彼が家事をやった時には、必ず感謝の言葉をかけ、ホメる。
この2つの戦略を試すことで、確実に彼はモチベーションが上がると思います。
逆に言えば、この2つをしない状態で男性が家事を積極的にする確率は、かなり低いとも言えます。
以前の記事でもお伝えした通り、結婚後に男性が家事を積極的にするかどうかは、結婚前の一人暮らし経験の長さや、家事スキルの有無とは別問題です。
男性脳は分担制になっているため、結婚してあなたが家事担当だと認識した場合は、家事をしなくなる確率が高くなります。
脳が指令を出さなくなるからです。
家事にこだわりがある男性であれば、結婚後もやってくれるとは思いますが、その場合はあなたの家事のやり方にもダメ出しをしてくる確率は高くなります。
どっちみち、あなたは彼からの愛を感じづらくなってしまうでしょう。
家事をする気のある男性を探す婚活女性の嘆き
もしあなたが、今の彼が結婚後に家事をしないかもしれないという理由で別れる道を選んだ場合、いばらの道が待っている可能性があります。
ある質問サイトでは、婚活中の女性の嘆きを見かけました。
結婚相談所に登録して、相手の条件をかなり妥協しているつもりなのに、まったくマッチしない、というものです。
その女性の譲れない条件の中には、「結婚後も家事をしてくれる」というものが入っているそうです。
家事をしてくれるなら、年収は妥協した条件で探しているとのことでした。
でも、なかなかマッチする相手が見つからず、お見合いデートすらできない状態で、「この程度の条件にすらマッチする男性はいないのでしょうか?私は婚活を辞めた方が良いのでしょうか?」という、心の叫びを綴っていました。
これは、ある意味現実だと思います。
女性の希望欄に「結婚後も家事をしてくれる男性」という項目が入っていた場合、おそらく多くの男性は避けて通ろうとするでしょう。
これは、「家事をする意志がない」という意味ではありません。
男性目線で見ると、結婚の条件として「家事をやること」と入れている女性に恐怖を感じるのです。
(男女関係なく家事をするべきだ、というのはごもっともな意見ですが、一旦横に置いておきます。べき論で解決しないために、きっとここまで男女間で問題になっているのだろうと思います)
男性の考える「条件」の定義
男性にとって、条件というのは「それを当たり前として採用する」という意味です。
たとえば、仕事の採用試験で応募条件に「TOEICテスト700点以上」と書いてあったとします。
その場合、当然応募した候補者は、700点以上持っているのが当たり前になります。
入社しても、700点持っているから採用された、という目で見られます。
700点持っていることをホメられたり、感謝されたりすることはありません。
つまり、「700点が当たり前」になり、そこから努力してさらに上を目指して800点や900点を取った時に、初めてホメられるのです。いえ、もしかしてホメられないかもしれません。
英語ができる人材として採用されたのであれば、いくら英語力を上げても、ホメられない可能性もあります。
これとまったく同じ事が、婚活にも言えるのです。
家事が条件=当たり前
結婚相手の条件に「家事をすること」と書いた女性のプロフィールを見た場合、男性はこう考える確率が高いです。
「家事はして当たり前という考え方なんだな。ということは、俺がどんなに家事をガンバっても、感謝されることも、ホメられることもないだろう。それどころか、彼女の基準に達しなかった時に、文句を言われるかも知れない。
それに、家事はハッキリした基準がないから、どんなにスキルを上げても評価されるわけじゃないし、やりがいがないなぁ~」
と。
そうなると、その女性とのお見合いは避けて、同じ年齢の女性の中で、家事を条件に書いていない人に行く確率が高くなります。
彼を選ぶ基準
以上の理由から、彼を選ぶ基準を「家事をしてくれる人」にした場合、ほとんどの独身男性は対象から外れることになってしまいます。
結婚前に「よし!俺は愛する彼女のために、家事を積極的にやるぞ!」と気合いを入れる男性は、ほとんどいません。
では、いったい何を基準にすればいいのでしょうか?
彼が家事を手伝うことが、あなたにとってどうしても譲れない結婚条件だった場合、結婚を諦めるしかないのでしょうか?
次回は、彼を選ぶ基準について深掘り解説していきます。
・・・つづく (→この記事のシリーズを1話目から読む)
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