From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※サヤと出会ったハロウィンパーティーでの体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。
「バッグ作戦」で何とかサヤの席に行く口実ができた僕は、一安心しました。
とりあえず、ここまでセッティングできれば、後はタイミングを測ればいいだけです。
タイミングといっても、僕の席からは遠すぎて、サヤの姿がほとんど見えません。
とりあえず、僕はチラチラと身を乗り出しながら、サヤが席にいることを確認しました。
あまり先延ばしにすると、時間がなくなる可能性があったので、僕はすぐに動くことにしました。
話しかけづらかったら、また戻ってきて仕切り直せばいいだけです。
僕は、とりあえず自分の席を離れて、自分のバッグ置き場=サヤの席の右隣の空いた空間に移動しました。
僕は、サヤの後ろ姿を確認した後、しゃがみ込んで自分のバッグを開いて中をがさごそ探る振りをしながら、サヤの視界に入るように少しずつ前に出ました。
サヤが僕の存在に気付いて、こっちを振り向きました。
僕:「あ、さっきはどうも!」
サヤ:「どうも!」
サヤは、最初に話したときと同じように、ニッコリと笑顔を見せてくれました。
(おっ!これはいけるかもしれない!)
そう思った僕は、すかさず婚活パーティートーク台本のセリフを繰り出しました。
婚活パーティー台本
婚活パーティー台本というのは、僕が以前に婚活パーティー用に開発した、
「初対面の女性と3分間話して、自分のことを覚えてもらうための台本」
のことです。
婚活パーティーでは、最初の第1ラウンドは男性がグルグルと席を移動しながら、女性全員と話します。
持ち時間は、平均で1人当たり2~3分程度です。
「そんな短い時間で、いったい何を話すんだ?」
と思われるかもしれません。
でも、これは実際にやってみると分かりますが、初対面の女性を相手に、1対1で3分間、会話を途切れなく話し続けるのはけっこう難しいのです。
途中で会話のネタがなくなって沈黙が続いてしまい、「早く席替えのベルが鳴らないかなぁ~」と願うことさえありました。
男女ともに、95%以上の人達は、おそらく台本なしで本番に臨んでいると思われます。
でも僕は、あるときに気付きました。
「自分はアドリブで会話を盛り上げられるほどのトークスキルは無い」
と。
そこで、台本を用意することにしたのです。
とりあえず、今までの婚活パーティーの第1ラウンドでの女性達との会話内容を思い出しながら、「あるあるパターン」の会話例をパソコンのワードでタイピングしていきました。
その後、自分なりに「ここでこんなセリフから始めたら、他と差別化できるかな?」と思う場所を書き換えてみました。
書き上がった台本を、丸暗記して暗唱できるようにしました。
台本を覚えたことで見え方が変わった!
その状態で婚活パーティーに繰り出したら、これまでとはまったく違った世界が広がりました。
第1ラウンドでほとんど疲れなくなったのです。
これまでは、第1ラウンドではすごく気を遣いながら、初対面の女性達と話していました。
でも、台本を丸暗記したことで、全員に対して同じセリフを繰り出せば良いので、めちゃくちゃラクになったのです!
しかも、余裕ができたおかげで、台本のセリフの検証ができるようになりました。
ちょっとひねったセリフで冒険してみて、もし女性たちにドン引きされたら、そのセリフを少しマイルドに変えてみます。
逆に盛り上がらない部分は、あえて外すようなセリフに入れ替えたりして、少しずつ台本を練り上げていきました。
その結果、中間印象チェック率がどんどん上がっていきました。
中間印象チェック率とは、第1ラウンドが終わった時点で行われる、1回目の投票のことです。
男女ともに、第1ラウンドで自分を気に入ってくれた異性の番号が分かります。
第1ラウンドで勝敗を決めるのは、完全に第一印象です。
・女性はルックスや笑顔、ファッションなど。
・男性は年収や学歴などのステータス、ルックス、トークのスキルなど。
が大事な要素です。
最初のうちは、僕は女性30人中ゼロ~1人からしか投票がもらえませんでした。
高卒で年収も低かったので、プロフィールカードを見られたらアウトでした。
(ウソの年収を書くこともできるでしょうが、ウソで引っかかった女性とカップリングされても、嬉しくありません)
でも、トーク台本を作ってからは、一気に中間印象チェック率が上がりました。
調子の良い時には、70%の女性からマルがもらえることもありました。
フリータイム用の台本も作る
調子に乗った僕は、フリータイム用のトーク台本も作りことにしました。
フリータイムでは、最大で15分~20分ぐらい、お目当ての女性と話す時間があります。
ここでも台本を丸暗記しておけば、無限に会話を続けることができました。
#サヤに台本を発動!
そうやって練り上げた婚活パーティー用台本のセリフは、すでに僕の身体の中に刷り込まれていました。
どこで、誰と会っても、同じような流れでセリフがポンポン口から出てくるようになっていました。
僕は、サヤを相手に婚活パーティー台本のセリフを繰り出しました。
個の時点では、僕はこの後のサヤとのトーク中に、自分が度肝を抜かれるほど驚くことになるとは、まったく予想していませんでした・・・
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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