Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
前回の記事では、日本人の中高年男性が、海外の20代~30代女性と「年齢差があっても、話題が尽きない理由」についてお伝えしました。
文化が違うことで、あまり世代の差を感じづらく、違いを話すこと自体が、話題になるので、「話が合わない」「話すことがない」という状態を避けることができるのです。
もう1つ、国際結婚で見逃せない要素が、「言葉の違い」です。
「言葉の違い」の4パターン
国際結婚をすると、必ずついてくるのが、「言葉の違い」です。
僕が実際に会ってお話を聞いたことがある夫婦では、会話で使う言葉は以下の4パターンです。
↓↓↓
①日本語だけで話す(相手の女性が日本語が上手)
②相手の国の母国語だけで話す(日本人男性の方が、現地語が上手)
③お互いの母国語ではない共通語(英語)で話す(例:男性が日本人、女性が東南アジア人の夫婦など)
④日本語と現地語(もしくは英語)のミックスで話す。
という感じです。
どこまで深いコミュニケーションが取れるかは、言葉の習熟度にもよりますが、少なくとも日本人同士よりは「自分の言いたいことが100%伝えられる」確率は低くなります。
これには、メリットとデメリットの両方があります。
母国語が違うデメリット
まず分かりやすいのはデメリットでしょう。
言葉が通じなければ、本来言いたいことが伝わりづらくなります。
・夫婦にとって大事な話をしっかりしたいと思っても、なかなか伝わらない。
・ケンカした時に、自分の言い分が伝わらず、相手に言い負かされてしまう。
・毎日のコミュニケーションが、ワンパターンになりがち。
などは、分かりやすい例です。
長年結婚している夫婦だと、「相手の母国語で口ゲンカした場合、毎回必ずこっちが言葉に詰まって負けるのがイヤ!」という声を聞いたことがあります。
ただ一方で、「実際に暮らしてみたら、思っていたほど言葉が障害にならなかった」という声もあります。
そもそも、日本人同士の夫婦でも、結婚して時間がたつと、だんだん会話が減っていくパターンは、よくあります。
僕たちの「結婚生活再構築コンサルティング」を受けに来る方々の中にも、「夫とは業務連絡しかしない。1日の会話時間は5分以下。」というケースは、よくあります。
そこまで関係が冷めたケースでなかったとしても、「一緒に住んだらたくさん話すと思っていたけど、意外に話す時間が少ない」という声は、よく聞くのです。
だからこそ、言語の習得が進まないケースも多いです。
思ったほど英語が上達しなかった、という体験談
たとえば、アメリカやイギリスなどの英語圏の男性と結婚している日本人女性が、
「夫と結婚したらもっと自分が英語ペラペラになると持ってたけど、独身時代の英語力とあまり変わってない。結婚しても、意外に今の英語力でいけちゃうシーンが多いんだよね。」
とグチを漏らすシーンを目撃したことが、何度もあります。
よく、「英語がうまくなりたかったら、英語圏の恋人を作れ」と昔から言われていますが、必ずしもそうではないようです。
もちろん、恋愛が始まったばかりのステージでは、相手のことをより深く理解しようとして、言語習得をガンバる期間もあります。
でも、いったん関係が落ち着いてくると、結婚していなくても「英語をガンバろう!相手に自分の気持ちを伝えよう!」という意識は、だんだん薄れてくるのが現実だと聞きました。
もちろん、これは僕が見聞きした範囲での話で、多いパターンというだけです。
実際には恋愛や結婚のパワーで英語ペラペラになる女性もいますし、僕もそういう人に会ったこともあります。
ただ、世間で思われているほど、言葉のカベが大きなデメリットになるケースは少ないようです。
・・・つづく。
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