【婚活に行き詰まった時の打開策⑥】

 Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

婚活に行き詰まった時に、海外に目を向けることは、良い選択肢だと個人的には思います。
これまで僕が出会った国際結婚の夫婦へのインタビューでは、言葉のカベも思ったより高くないことが多いようです。

英語圏のパートナーをゲットするためには、ものすごく流ちょうな英語力を手に入れる必要もないし、ものすごく日本語が流ちょうな人を探す必要もありません。

最近は、YouTubeでも国際カップルチャンネルが増えていて、パートナーの外国人が日本語ペラペラというパターンを見かけます。

でも、あれは本当に異例だと思います。だからこそ、珍しくて人気になっているのです。

実在する国際夫婦は、そんなにペラペラじゃないパターンが多い印象です。

それでも意思疎通はできているし、何年も結婚生活を続けられている様子を実際に僕は目撃してきました。

国際結婚は、離婚リスクが高い?!

国際結婚に対してのイメージは、「離婚率が高い」というのがあると思います。

確かに、国際結婚の離婚率は約50%で、2組に1組が離婚している計算になります。

一方で、日本人同士の夫婦の離婚率は約30%で、3組に1組が離婚しています。

このデータだけを比べると、国際結婚の方がリスクが高いと感じます。

ただ、日本の場合は文化的に、夫婦仲が悪化して一緒に暮らせない状態になっても、紙面上は離婚せずに別居するパターンも多いです。

別居までいかなくても、会話がまったくない状態で仮面夫婦生活を続けるパターンもあります。

お互いに浮気しているのが分かっているけど、見ないフリをして生活を続けている夫婦もいます。

そういう潜在的な「心は離れているけど、データ上は離婚していない夫婦」を離婚したとみなして計算に入れると、日本でも50%を超えると言われています。

アイルランドでは、離婚は違法だった

これは、実際にアイルランド出身の人たちから聞いたのですが、以前はアイルランドは離婚することが法律で禁止されていたそうです。

つまり、一度夫婦になったら、離婚できなかったのです。

しかも、それが1995年まで続きました。

つまり、30年前までは、結婚した夫婦は離婚できなかったのです。

今結婚している人達の親世代のほとんどは、離婚していません。

当時の夫婦達は、関係が悪化したらどうしていたのか?とアイルランドの人達に聞いみてたら、

「俺たちの親世代たちは、なんとか表面上は結婚生活を続けながらも、近くにもう1つ家を買って別居したり、家庭内で会話がない状態で何年も過ごしていた」

という答えが返ってきました。

つまり、今の日本とそんなに変わらない状態だったようです。

もし、夫婦関係が悪化しても、何も解決策を考えずに結婚生活を維持しようとしたら、そうなるよね~という感じです。

ちなみに、法律が改正されて離婚OKになった今のアイルランドの離婚率は、たったの10%だそうです。

やはり、一度離婚が違法になった歴史があると、文化自体はそうカンタンに変わらないという例ですね。

つまり、もしアイルランド人と結婚したら、離婚する確率は低くなる可能性が高いということです。(パートナーシップがうまくいく確率は別問題ですが)

個人的な実感値

国際結婚の離婚率の50%に比べて、日本の夫婦の離婚率は30%と低めでも、僕の個人的な実感値では、そんなに変わらない印象です。

僕自身も、31才の時に結婚して3ヶ月で破局を経験しているので、なおさらそう感じます。

離婚なんて、特殊な夫婦の例だと思っていたのに、いざ自分が経験すると、ものすごく身近なことなんだと痛感しました。

僕の周りの人達も、けっこう離婚歴があります。

今はすごく良いパートナーシップを築いている人達も、よくよく話を聞いてみたら、実はバツイチだった!なんてパターンもよくあります。

離婚率のある人達は、一度失敗して、どん底を味わい、そこから這い上がってきたからこそ、次のパートナーとうまくやる方法を必死で模索し、知識とスキルを身につけ、今のパートナーとの間で実践しているんだと思います。

その結果、仮面夫婦を続けている人達に比べて、より心の通じ合った結婚生活を続けられるているのかもしれません。

失敗を恐れなくなれば、国際結婚のデメリットもそんなに大きく感じなくなるでしょう。

少なくとも僕が見てきた国際結婚夫婦たちは、仲が良くて、お互いをリスペクトし合っている姿が見えました。

「離婚率が高いなら、最初から結婚なんてしない!」

という考え方も分かります。

でも、たった一度の人生で、「結婚している自分を味わってみたい」と思うのであれば、思い切って一歩を踏み出してみるのもアリだと思います。

そして、日本での婚活に行き詰まったら、海外に目を向けると、新しい可能性が開けるかもしれません。

実際にやってみると、思っていたよりハードルが低かった。なんてこともあるでしょう。

(完)

 

 

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