From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
前回の記事では、「夫婦が、それぞれの今年の目標をシェアし合うために作るビジョンボード」をご紹介しました。
自分が「今年、こうなったらいいなぁ」と感じる理想の状態を、写真と文字で表現します。
大きめの画用紙かコルクボードを用意して、そこに理想の状態になった自分の写真を貼っていきます。
まずは、真ん中に自分の一番良い笑顔の写真を貼ります。
次に、その笑顔の顔写真の周りに、理想の状態になった時の写真を貼ってきます。
写真は、ネット上から引っ張ってきて、紙に印刷して貼ります。(ちなみに、パソコンやスマホを使って、デジタルで作るのもアリです)
海外旅行に行きたいなら、行きたい場所の美しい景色の写真を。
転職したいなら、理想の明るい職場のイメージの写真を。
欲しいアイテムがあったら、ネットショッピングサイトから商品写真を。
という感じで、すでにその夢が実現したかのような写真を、自分の顔の周りに貼っていくのです。
夢の大小は関係ありません。
夢の数にも制限はありません。
画用紙いっぱいに貼っても良いし、はみ出してもOK!逆に数が少なくても大丈夫です。ルールは一切ありません。
後から新しい夢が出てきたら、どんどん付け足すのもアリです。
驚くほど実現していく
僕たち夫婦も、毎年ビジョンボードを作っています。
作ったボードは、リビングのイスに座った時に、目線の高さに来る位置のカベに貼ってあります。
そして、これを作るようになってから、本当に夢が次々と実現していったのです。
小さな夢から大きな夢まで。
驚くほど叶っていきました。
実際に貼った時点では「何をどうやったら、実現するのか?」が分からない状態でも、思いもよらないチャンスがやってきて、叶っていきました。
(詳細は、次回の記事でお伝えします)
#最初は恥ずかしい
最初は、自分の夢をパートナーに見せるのは恥ずかしいと感じるかもしれません。
特に、ふだんコミュニケーションがあまりない夫婦の場合、抵抗感が強く出るでしょう。
でも、これをやることで、お互いが何を考えているのかを、明確にできるメリットがあります。
ただし、1つだけ大事なルールがあります。
絶対ルール:相手の夢を否定しない
ビジョンボードを見せ合う時のルールがあります。
それは、決して相手の夢を否定しないことです。
「くだらない」と笑ったり、「そんなの実現できるわけない」と頭から否定したりしないでください。
どんな突拍子もない夢でも、「それはいいね!」「実現したら、最高だね!」と受け止めてください。
もし、あなたのパートナーが普段からモラハラ気味で、自分のビジョンボードを見せたら100%の確率で否定してくると思われる場合は、ムリに見せる必要はありません。
あくまで、あなただけが見える位置に置いておくのもアリです。
そして、あなたのビジョンボードの中に、「自分の夢を応援してくれる夫(妻)像」を入れてみてください。
それが実現する確率が高まります。
夫婦ゲンカあるあるパターン
ビジョンボードは、よくある夫婦の衝突を避けることができます。
たとえば、「夫が妻に内緒で大きな金額の買い物をしてしまい、後でそれがバレて大げんかになる」ということがよくあります。
僕がこれまで実際に見てきた「夫が妻に相談せずに買ったモノが、ケンカの火種になったケース」だと、
・カメラの高級モデル
・高性能ゲーミングPC
・車(趣味のセカンドカーとしての)
・バイク
・AI調理家電(僕の実体験)
などです。
男性がこういった高い買い物を妻に内緒でしてしまうのは、
「妻に言ったら絶対反対されるだろう」
という考えから来ています。
でも、女性は買い物をする時に「自分の意見も聞いて欲しい」という欲求があります。
たとえそれが反対意見だったとしても、「自分の考えを聞いて欲しい」
と思っているのです。
自分の考えを夫に受け止めてもらえさえすれば、妻はなぜか「買ってもいいわよ」となることがあるのです。とても不思議ですが。
でも、男性にとっては、「妻に反対されるかもしれないと分かっていることを相談する」というのは、勇気がいります。
そこで、ビジョンボードが役に立つわけです。
現実は置いておいて、仮の話で進められる
ビジョンボードは、そもそも「現時点で叶わなそうな大きな夢が現実化した!と仮定して、写真を貼る」というコンセプトです。
だから、欲しいモノの写真を貼るときにも、「今の財政状態に関係なく、欲しいアイテムがあれば貼る」という気軽さがあります。
実際に買えるかどうかは別として、「今年はこれを、手に入れました!」という感情を形にするのです。
妻側も、現実的な財政状態を見て反対するのではなく、「まあ、仮の話だし」と、受け入れやすくなります。
そして、そのアイテムを通して夫の考えや感情、価値観に触れることができるのです。
女性にとっては、「夫が何を考えているのか分かる」というのは、安心感につながります。
夫側にとっては、「自分はなぜそれが欲しいのか?手には入ったら、どんな生活が待っているのか?」を、じっくり考えるキッカケになります。
もちろん、男女逆転パターンもあります。
妻が「今年は家族で海外旅行に行きたい」と思っていたとします。
普通だったら、夫は「今年は仕事で新しいプロジェクトが始まるから、忙しくてまとまった休みが取れないよ」みたいに、現実的な発言をしがちです。
でも、ビジョンボードに貼った写真を見ながらだったら、「確かに、ここに行けたら最高だね!」と受け止めることができます。(否定しないというルールがあるので)
そして不思議なことに、2人が同時に夢に賛同すると、なぜか実現する確率が上がったりするのです。
・・・つづく。
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