【夫婦仲が深まる、ちょっとした工夫③】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

前回の記事では、「夫婦が、それぞれの今年の目標をシェアし合うために作るビジョンボード」をご紹介しました。

自分が「今年、こうなったらいいなぁ」と感じる理想の状態を、写真と文字で表現します。

大きめの画用紙かコルクボードを用意して、そこに理想の状態になった自分の写真を貼っていきます。

まずは、真ん中に自分の一番良い笑顔の写真を貼ります。

次に、その笑顔の顔写真の周りに、理想の状態になった時の写真を貼ってきます。

写真は、ネット上から引っ張ってきて、紙に印刷して貼ります。(ちなみに、パソコンやスマホを使って、デジタルで作るのもアリです)

海外旅行に行きたいなら、行きたい場所の美しい景色の写真を。

転職したいなら、理想の明るい職場のイメージの写真を。

欲しいアイテムがあったら、ネットショッピングサイトから商品写真を。

という感じで、すでにその夢が実現したかのような写真を、自分の顔の周りに貼っていくのです。

夢の大小は関係ありません。

夢の数にも制限はありません。

画用紙いっぱいに貼っても良いし、はみ出してもOK!逆に数が少なくても大丈夫です。ルールは一切ありません。

後から新しい夢が出てきたら、どんどん付け足すのもアリです。

驚くほど実現していく

僕たち夫婦も、毎年ビジョンボードを作っています。

作ったボードは、リビングのイスに座った時に、目線の高さに来る位置のカベに貼ってあります。

そして、これを作るようになってから、本当に夢が次々と実現していったのです。

小さな夢から大きな夢まで。

驚くほど叶っていきました。

実際に貼った時点では「何をどうやったら、実現するのか?」が分からない状態でも、思いもよらないチャンスがやってきて、叶っていきました。

(詳細は、次回の記事でお伝えします)

#最初は恥ずかしい

最初は、自分の夢をパートナーに見せるのは恥ずかしいと感じるかもしれません。

特に、ふだんコミュニケーションがあまりない夫婦の場合、抵抗感が強く出るでしょう。

でも、これをやることで、お互いが何を考えているのかを、明確にできるメリットがあります。

ただし、1つだけ大事なルールがあります。

絶対ルール:相手の夢を否定しない

ビジョンボードを見せ合う時のルールがあります。

それは、決して相手の夢を否定しないことです。

「くだらない」と笑ったり、「そんなの実現できるわけない」と頭から否定したりしないでください。

どんな突拍子もない夢でも、「それはいいね!」「実現したら、最高だね!」と受け止めてください。

もし、あなたのパートナーが普段からモラハラ気味で、自分のビジョンボードを見せたら100%の確率で否定してくると思われる場合は、ムリに見せる必要はありません。

あくまで、あなただけが見える位置に置いておくのもアリです。

そして、あなたのビジョンボードの中に、「自分の夢を応援してくれる夫(妻)像」を入れてみてください。

それが実現する確率が高まります。

夫婦ゲンカあるあるパターン

ビジョンボードは、よくある夫婦の衝突を避けることができます。

たとえば、「夫が妻に内緒で大きな金額の買い物をしてしまい、後でそれがバレて大げんかになる」ということがよくあります。

僕がこれまで実際に見てきた「夫が妻に相談せずに買ったモノが、ケンカの火種になったケース」だと、

・カメラの高級モデル

・高性能ゲーミングPC

・車(趣味のセカンドカーとしての)

・バイク

・AI調理家電(僕の実体験)

などです。

男性がこういった高い買い物を妻に内緒でしてしまうのは、

「妻に言ったら絶対反対されるだろう」

という考えから来ています。

でも、女性は買い物をする時に「自分の意見も聞いて欲しい」という欲求があります。

たとえそれが反対意見だったとしても、「自分の考えを聞いて欲しい」
と思っているのです。

自分の考えを夫に受け止めてもらえさえすれば、妻はなぜか「買ってもいいわよ」となることがあるのです。とても不思議ですが。

でも、男性にとっては、「妻に反対されるかもしれないと分かっていることを相談する」というのは、勇気がいります。

そこで、ビジョンボードが役に立つわけです。

現実は置いておいて、仮の話で進められる

ビジョンボードは、そもそも「現時点で叶わなそうな大きな夢が現実化した!と仮定して、写真を貼る」というコンセプトです。

だから、欲しいモノの写真を貼るときにも、「今の財政状態に関係なく、欲しいアイテムがあれば貼る」という気軽さがあります。

実際に買えるかどうかは別として、「今年はこれを、手に入れました!」という感情を形にするのです。

妻側も、現実的な財政状態を見て反対するのではなく、「まあ、仮の話だし」と、受け入れやすくなります。

そして、そのアイテムを通して夫の考えや感情、価値観に触れることができるのです。

女性にとっては、「夫が何を考えているのか分かる」というのは、安心感につながります。

夫側にとっては、「自分はなぜそれが欲しいのか?手には入ったら、どんな生活が待っているのか?」を、じっくり考えるキッカケになります。
もちろん、男女逆転パターンもあります。

妻が「今年は家族で海外旅行に行きたい」と思っていたとします。

普通だったら、夫は「今年は仕事で新しいプロジェクトが始まるから、忙しくてまとまった休みが取れないよ」みたいに、現実的な発言をしがちです。

でも、ビジョンボードに貼った写真を見ながらだったら、「確かに、ここに行けたら最高だね!」と受け止めることができます。(否定しないというルールがあるので)

そして不思議なことに、2人が同時に夢に賛同すると、なぜか実現する確率が上がったりするのです。

 

・・・つづく

 

【受付再開しました】夫婦関係のモヤモヤを解消するオンライン個別相談はこちら

↓↓↓

 

※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。

読者登録をしていただくと、最新の記事をメールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です