From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
もう1つ、婚活男女と既婚男女の大きなマインドの違いは、「お互いに対する期待値の大きさ」です。どうしても、理想が高くなりがちなのです。
・理想の男性は、若くてイケメンで年収が高い人
・理想の女性は、若くてキレイで家事ができる人
というのが、多くの人達の理想です。
これは僕自身が婚活パーティーに行きまくっていた時期に痛感したのですが、婚活市場では、男女ともに年齢が若い方がモテます。
男性は年収が高ければある程度カバーできますが、女性の場合は年齢が最重要視されることが多いです。
これは、女性を選ぶ側の男性の本能と関係しています。
男性は本能的に、「自分の遺伝子を残せる確率の高い女性=肉体的に若い女性」という判断基準があるので、婚活市場では若い女性がモテるのです。
男女ともに表面的には「性格や価値観が合うことが大事」と言いつつ、婚活パーティーの会場に行くと、人間のリアルな本能がハッキリ見えます。
婚活パーティー会場では、どういう女性が男性から人気か?どういう男性が女性から人気か?が、アプローチ数で一発で分かるのです。
僕は自分が6年間婚活をする中で、婚活パーティーや街コンなどに参加しまくりましたが、やはりどの会場でも、男性も女性も若い方がモテていました。
今でも印象に残っているのが、あるパーティー会場での出来事です。
婚活パーティーで僕が出会った、両極端な2人の女性
①ものすごい美人で、髪はサラサラ&見た目年齢は30才ぐらいに見える、笑顔で人当たりの良い42才の女性
②地味なルックス&服装で、おとなし過ぎて話がしづらい22才の女性
という、両極端なタイプの女性が参加していました。
どちらも、これまで僕が出会った婚活女性とは違うタイプだったので、印象に残りました。
①の女性は、「なぜこんなに性格も良さそうな美人が、まだ結婚していないんだ?」という疑問で、印象に残りました。バツイチかもと思って確認しましたが、未婚でした。
②の女性は、「22才で婚活パーティーに参加するとは、すごい早い決断だ!その割には、おとなしくてあまり会話する意思が感じられないぞ・・・」と驚き、印象に残りました。
僕は当時、30代前半でしたが、この両極端なタイプの女性を見て、「当然、このパーティーでは①の美人女性の方が人気だろうな」と予想していました。
ところが、実際にフリータイムになったら、22才の女性の前に男性たちが群がったのです!
そして、42才の美人女性の前には、一人も男性がいませんでした。
僕はこの時、男性の本能を実感しました。
やはり、見た目の美しさよりも、年齢なのか!と。
そして僕自身も、フリータイムでは①の美人女性ではなく、別の29才の女性のところに行っていたのです。
最大の理由はやはり、「さすがに自分より10才近く年上というのはちょっと・・・」という判断でした。
何かあるのかも?という恐怖
もう1つ、男性たちが①の女性を避けた原因は、
「こんなに人当たりが良くて美人なのに、未婚なのはなぜか?何か内面に重大な問題があるのでは?付き合ったら、めちゃ怖い性格だったりして?」
という恐怖心をかき立てられたのかもしれません。
一方で、22才の女性であれば、「単にこれまで出会いがなかっただけかもしれない。同年代の男子は草食だから、年上男性を求めてここに来たのかも?」と予想されます。
そのため、「他の男に取られる前に、俺が!!」と思った男性たちが、群がったのかもしれません。
自分が年を取るほど、理想は高くなる
もう1つ感じたことは、男性も女性も「自分が年を取るほどに、理想が高くなる」という現象が起きることです。
「ここまで待ったんだから、妥協したくない!」
という心理が働くからです。
・女性は、より年収が高く、自分と年齢が近くて話が合わせいやすい男性を求める。
・男性は、より若くて芸能人並みのルックスの女性を求める。
というように、どんどん理想が上がっていきます。
一方で、先ほどお伝えした通り、自分が年を重ねるほどに、婚活市場では不利になっていきます。
これにより、ミスマッチが増えていくのです。
そして敗北しまくった結果、「妥協するぐらいなら、一生ひとりのままでいい!」という結論に達して、婚活をあきらめる男女が多くなります。
リアル市場調査
僕は、婚活市場調査のために、婚活パーティーで知り合った20代後半の女性たちとの「ぶっちゃけトーク」を何度かしたことがあります。
「僕を恋人候補にしなくていいので、ぶっちゃけ婚活トークするために、連絡先を交換しませんか?」という提案をしたら、面白がって応じてくれる女性たちがいました。
そこで聞き込み調査をして僕が実感したことは、「本当に理想が高くて、この条件を満たせる男性は少ないだろうな・・・」ということでした。
・結婚と同時に新居を建てて、ガレージ付きの新築の家に住みたい。この条件は譲れない。
・私が乗るクルマは、新車のランドクルーザーがいい。
・働いてもいいけど、フルタイムはイヤ。パートぐらいだったら。
・旦那さんには、残業しないで家事や育児を手伝って欲しい。
・年に3回は、家族で海外旅行したい。
などなど、たくさんの理想の結婚生活への本音が出て来ました。
僕は最初、女性たちと連絡先を交換した手前、「あわよくば、仲良くなって口説けたらいいな」という下心が少しありました。
でも彼女たちの本音を聞いた後には、自分が引いてしまい、「こりゃムリだわ!」とあきらめました。
婚活を経験したことがない既婚男女から見ると、「なんて非現実的な!」と思われるかもしれません。
でも、婚活男女は理想だけがどんどん上がっていって、自分でもコントロールできなくなってしまうことがあるのです。
その中で、地に足がついた基準で結婚相手を選べる男女だけが、結婚して卒業していきます。
これが、僕が経験した婚活の世界です。
・・・つづく。
【受付再開しました】夫婦関係のモヤモヤを解消するオンライン個別相談はこちら
↓↓↓
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
読者登録をしていただくと、最新の記事をメールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
コメントを残す