From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
セックスレスで問題になるのは、夫(妻)は問題ないと思っているけど、パートナーの妻(夫)は不満を抱えているという状態です。
どちらかが不満を抱えている状態だと、ガマンし続ける結婚生活になってしまいます。
セックスに誘って断られることは、断る側が想像している以上に傷つきます。
特に、「性欲が強いんだね」と言われたら、かなり深い傷ができるでしょう。
セックスレスに悩んでいる側の人は、動物的な本能とは正反対の、「人間的で精神的な愛」を、「セックスを通じて受け取りたい」と思っているからです。
「外で処理してきていいよ」はNG
セックスレスの不満を打ち明けられた側の妻のリアクションとして、たまにあるのが「私はムリだから、外で解消してきていいよ。」という解決策の提示です。
外での解消の手段は、風俗に行く、他の女性と関係を持つ、などです。
どこまで許すかは個人差がありますが、中には「身体の関係だけなら、他の女性と浮気しても構わない」と夫に言う妻もいます。
これには逆パターンもあり、夫が妻に「女性用風俗」の利用を勧めたり、他の男性との肉体関係を許可するなどのケースがあります。
パートナー公認で浮気を許可されるなんて、浮気好きな男性からしたら、天国のような状況だと思いますよね?
でも実は、言われた側は全然嬉しくないし、むしろもっと深く傷つくことが多いのです。
セックスレスで悩んでいない人の方が、浮気のハードルが低い
そして実は、セックスレスで悩んでいない人の方が、浮気をしやすい傾向があります。
なんだか矛盾していますよね?
これを分かりやすく描いたヒットドラマが、「あなたがしてくれなくても」です。
主人公のミチは、夫のヨウちゃんとのセックスレスに悩んでいます。
ふだんは仲が良いのに、夜は何度誘っても逃げてしまうヨウちゃんに、不満を抱え続けているのです。
ある日、ミチは思い切ってヨウちゃんに今のセックスレスの不満を打ち明けます。
でもヨウちゃんは、「セックスにあまり興味がない」というような趣旨の発言をして、逃げてしまいます。
そんな時に、ヨウちゃんは自分の職場に新しく入ってきた新人の女性の同僚と仲良くなります。
そして、その女性と勢いであっさりセックスしてしまうのです。
一方で、ミチの方も、同じセックスレスの悩みを抱える男性上司と意気投合します。
ところが、こちらは心は通い合っていても、なかなかセックスまで進みません。
一度良い雰囲気にはなるのですが、お互いにギリギリのところで踏みとどまるのです。
にも関わらず、ヨウちゃんはこっそりウラでセックスしていることが分かった時のミチの悲しみたるや・・・
この描写は、実際にドラマを見てみることをオススメします。
このドラマはあくまでフィクションですが、かなりリアリティーがあります。
おそらく、セックスレスの夫婦に聞き込み調査をしたり、作者が自分自身でセックスレスの苦しみを経験したりといったことがない限り、こういったリアルな物語展開は作れないでしょう。
アウトソーシングができない
ここから分かることは、夫婦間でのセックスレスに悩んでいる側の夫(妻)にとっては「セックスはアウトソーシングできない」ということです。
「外で性欲処理してきていいから」は何の解決策にもならず、むしろもっと深く傷つくのです。
そして、セックスレスに悩んでいない人ほど浮気しやすいという、なんとも皮肉な結果になるのです。
・セックスに精神的な意味や価値を感じる人は、パートナー以外の人とのセックスを望まない。
・セックスに深い意味や価値を感じない人は、他人とのセックスにも抵抗感が少ない。
ということです。
まずはこの違いを認識することが、セックスレスの解消につながります。
・・・つづく。
今回のブログはこちらの記事を元に書いています。
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