From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※火曜日のブログはシンヤが担当します
先日、質問サイトにこんな投稿がありました。
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ざっくりまとめると、
・投稿主は28才女性で、結婚を意識し始めたタイミングで今の彼(27才)と出会った。
・彼にとっては、自分が初めての彼女。
・彼の見た目も性格も、特に不満はない。むしろ、一緒にいて居心地が良い。
・自分はこれまで男性との恋愛経験が豊富。
・周りの女友達も、恋愛経験が多い。
・過去の彼氏と比べて今の彼は、夜のテクニックはないけど、性格は一番良い。
・自分的には特に不満はないので、彼との結婚を考えている。でも周りの女友達からは猛反対されて、不安が増している。
・女友達は、「その歳まで恋愛経験のない人と結婚を考えるなんて、アホ!」「結婚するなら、恋愛経験が豊富な男じゃないと!」と言っている。
・彼との結婚を考えるべきではない?と思って迷っている。
とのことです。
この投稿に関しては、大多数のコメントが「彼を支持する派」でした。
「そんな良い条件の彼を逃してはいけない!」
「なぜ、友達がそんなことを言うのか?その言い方はヒドいのではないか?本当の友達なのか?」
「結婚と恋愛は別物だから、恋愛経験が豊富だからといって、結婚生活がうまくいくとは限らない。」
といった内容です。
また、
「結婚は個人的なものなのに、友人の意見に左右される必要なんてないでしょ!」
といったように、精神的な自立を促すようなコメントも多くありました。
さらに、
「こんな考えの女性、本当にいるの?彼の方が自信がなくて、彼女を装って自分のことを投稿しているのでは?」
という見立てのコメントもありました。
今回は、このお悩み相談に対する僕の意見をお伝えします。
実は女性の本能
まず、この投稿が本物かどうか?(女性が書いているのか?)ですが、僕は本物の確率が高いと思います。
そして、実はこの悩み内容は、女性の本能に根付いたものなのです。
つまり、決して変わった内容ではありません。
女性の本能には、
「より優秀な男性を見分けて、その優秀な男性の遺伝子を持った子供を産む」
ための機能が備わっています。
実際に子供を産む、産まないに関わらず、恋に落ちる時や結婚を考える時には、この本能が発動するのです。
その本能の言葉は、
「この男性は、本当に今の私にとって最高の相手なのか?」
という問いです。
この本能からの問いは、男性よりも女性の方が強く感じると言われています。
男性は1人の女性との間に子供ができても、浮気相手の女性との子供を作ることができます。(モラルは横に置いておいて、身体的な構造上の話です)
一方、女性は身体的にそれができません。
「一発勝負」なのです。
そのため、出会いから恋愛ステージに入るまでの時間も、男性よりも女性の方が長い時間を要します。
しっかり見極めるには、それなりの時間が必要です。
良い面、悪い面を多角的に見て判断しなければならないからです。
さらに言うと、目の前に現れた男性、もしくは今付き合っている彼が優秀かどうかを見分けるためには、「自分の目だけ」では足りません。
周りの女性たちがどう見るか?を評価の基準に足すのです。
みんなが良いと言えば、良い
複数の女性たちの目から見て魅力的な男性であれば、「間違いない!この男性は優秀だ!」と自信を持つことができます。
そして、本能からの問いかけに自信を持って「YES!」と答えることができるのです。
すると、それまで感じていた不安がスーッと消えていきます。
気持ちがラクになります。
実は、この本能があまりに強くなると、既婚男性に恋心を抱きやすくなると言われています。
既婚男性は、少なくとも1人の女性から「一生を共にしたい」と思われた男性です。
その時点で、「今独身の男性よりも、優秀な遺伝子を持っている確率が高い」と本能は判断します。
この本能が、不倫につながります。
独身男性に魅力を感じられず、たとえ将来がないと分かっていても既婚男性との不倫を繰り返してしまう女性が多い理由は、この本能から説明がつきます。
「出会った瞬間は何とも思わない男性でも、左手の薬指にある結婚指輪を見た瞬間に、その男性への評価が上がる」
という心理実験もあります。「指輪効果」と呼ばれています。
だから、今回の投稿者の女性の投稿内容も、指輪効果の一種です。
逆指輪効果
周りの女友達の目から見て、自分の彼氏に対する評価が高ければ、指輪効果が発揮されて、本能から来る不安が取り除かれます。
でも、周りの女友達が「絶対やめといた方が良い!」「そんな男と結婚を考えるなんて、アホか!」みたいに言われたら、指輪効果と逆の現象が起こります。
「自分の目は間違っていたのではないか?」
「やっぱり考え直した方がいいのかな?」
と不安がどんどん増していくのです。
ということで、この質問は決して変わったものではありません。
むしろ、よくある内容な気がします。
ただ、あまり表だって言う人が少ないだけです。
次回の記事では、さらに踏み込んで、心理を分析していきましょう。
・・・つづく。
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