From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※月・金曜日のブログはシンヤが担当します。
(→前回のつづき)
前回の記事では、自分がどんな方法で夫への愛を表現しているか?を夫に伝える重要性について解説しました。
自分の中では、
「○○をしてもらったら、当然愛が伝わるでしょ?だって、私がそれをされたら、愛を感じるから。」
と思っていることも、実は相手にはまったく伝わっていない、ということはざらにあります。
というより、伝わらないのがデフォルト状態だと思った方が良いぐらいです。
何十年一緒に暮らしても、お互いの愛の言語を知らない夫婦はたくさんいます。
だから、言葉にして伝える必要があるのです。
夫の愛の言語を探る
自分が伝え終わったら、後は夫の愛の言語も一緒に探ってみましょう。
不満から探ると手っ取り早いです。
①サービス行為=家事や身の回りの世話をしてくれないと悲しい
②ギフト=記念日に何もプレゼントを用意してくれなくて悲しい
③ポジティブな言葉=自分をホメてくれなくないと悲しい
④クオリティータイム=2人で過ごす時間が十分に取れなくて悲しい
⑤身体的タッチ=以前のように自分の身体に触れてくれない、セックスレスになったのが悲しい
上記の①~⑤までの愛の言語の種類を再度説明しながら、夫の愛の言語を特定していきます。
自分でも気付かない不満
男性は感情を感じるのが苦手な人が多いので、おそらく不満を聞き出そうとしても、
「いや、特に不満はないよ」
と答えるかもしれません。
でも、ほとんどの場合、それは自分で気付いていないだけです。
おそらく、深層心理では必ず不満があるはずです。
その不満を見ないようにするため、感じないようにするために、浮気相手の女性に自分の愛情タンクを満たしてもらっている確率が高いからです。
もちろん、中にはまったく不満がなくても、衝動が抑えられずに浮気をしてしまうタイプの男性も一定数はいるでしょう。
でも、その場合は結婚前の段階で浮気グセの兆候に気付くケースが多いです。
女性は第六感が鋭いので、男性はバレずにやっているつもりでも、実は浮気がバレていた・・・ということがよくあります。
そういうケースは別にして、もしあなたの夫が結婚前には浮気グセがなかったのに、結婚してから急に浮気するようになった場合は、おそらく結婚生活に不満を感じているはずです。
その不満を、話し合いで引き出す必要があります。
これは、口で言うほどカンタンではありません。
とても大変な作業です。
でも、この話し合い作業を抜きにして、夫と深く繋がることはできません。
今後もまた浮気を繰り返すことになるでしょう。
うまくいっている現状を打ち壊す勇気
表面的にうまくいっているのに、ここで波風を立てるのは面倒だし、すごい労力が必要になります。
だから、多くの夫婦は話し合いを避けて、浮気も見て見ぬ振りをするのです。
だからこそ、「多大な労力をかけてまで結婚生活を続けたいのか?」を自分自身に問う意味も含めて、話し合いをしてみる価値はあると思います。
離婚届けを突きつけるのは、話し合いが終わった後でも良いと思います。
おそらく、夫の不満を引き出した場合、あなたが責められていると感じる言い方をされるかもしれません。
「君はいつも家事をしてくれない。」
とか、
「君はいつも文句ばかり言って、ちっともホメてくれないじゃないか!」
などなど。
つい反論したくなるかもしれません。
「私はあなたの母親じゃないのよ!子供みたいに甘えないで!」
と言いたくなるかもしれません。
でも、できればグッとこらえて、先に夫の不満すべてを吐き出させることができれば、少なくとも今よりは2人の関係を前進させることができます。
これが、「本音で語り合う」ということです。
お互いの不満をぶちまけるのは目的ではなく、あくまで手段です。
目的は、「お互いの愛の言語を特定する」ことです。
愛の言語が特定できて、お互いがどの程度傷ついているのか?が分かったら、そこから新しいスタートを切ることができます。
今のままの状態を引きずりたくないと思ったら、どうしても一歩前進する必要があります。
そのためには、1度今の平穏を壊す必要が出てくるのです。
おそらく、あなたが今まで見たことのないような怒りを、夫が見せてくるかも知れません。
それが、一歩前進した証拠です。
相手の愛の言語で表現すると「決める」
お互いの愛の言語が分かったら、そこから先は相手の愛の言語を語ると決めて、少しずつ練習していきます。
相手が応えてくれるかどうか?わかりません。
でも、あなたが夫の愛の言語を語ろうと思えば、できます。
ただ、もしかしてプライドが許さないかもしれません。
でも、どちらかが先にやるしかないのです。
5つの愛の言語を発見したチャップマン博士は、こう言っています。
「愛とは、選択と決断である。」
相手を愛することを選択して、相手の愛の言語で自分の愛を表現すると決めることが、「愛する」ということなのです。
愛とは、決して自然にわき上がってくるものではありません。
何もせずにいれば、どんどん枯れていくのが普通です。
でも、相手を愛することを選び、日々決断して行動していけば、愛はどんどん育っていくでしょう。
決してラクな道ではないし、いつか究極のゴールに到達するわけではありません。
だからこそ、やる価値はあると思います。
もしあなたが今、「夫婦仲が良いのに夫が浮気している。なぜ?」と悩んでいたら、1度今の仲の良さを壊す覚悟で、向き合ってみてください。
別れるのは、それを試してからでも遅くないと思います。
(完)
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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