From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※サヤと出会ったばかりの頃の体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。
3度目のデートで、ディズニーシーの閉園間際に、一気に気まずい空気がやってきました。
僕とサヤの年齢差が思った以上にあること(11歳差)が分かったことで、サヤが明らかに動揺し、完全な沈黙が訪れたのです。
あと15分で閉園です。
この時点で僕がサヤに働きかけるとしたら、2つしかありません。
↓↓↓
①この流れでも関係なく、強引に告白する。
②一度離れて体勢を立て直す。
どっちもリスクです。
リスクしかありません!
僕は究極の選択に迫られていました。
たとえ②を選んでも、サヤから返事が来なくなってフェードアウトする危険があります。
僕は今まで、婚活パーティーで出会った女性とこの「自然にフェードアウトパターン」で何度も振られてきました。
どっちもツラいなら、今リスクを冒そう!
そう思いました。
僕は、あと15分以内にサヤに告白する道を選びました。
人の流れに逆らう
「ちょっと夜景を見に行かない?」
と、僕はサヤに言いました。
サヤ:「え、今から?もう閉園じゃないの?」
僕:「閉園だからこそ、人が少なくてゆっくり見れるんだよ。行こう!」
僕は昼間のうちにあらかじめ位置をチェックしておいた、夜景が見れる水辺のエリアに向かって歩き出しました。
人々は、閉園のアナウンスを聞いて出口へ向かって歩き始めていました。
僕らは人々の流れとは逆方向に歩き始めました。
サヤは、明らかに歩みが遅くなっていました。
それでも僕に残された道は、1つしかありませんでした。
ここまで来たら、もう後には引けません!
僕が告白エリアに向かっていけば、サヤも必ずついてくるはずです。
さすがに、サヤが僕を無視して出口へ向かうとは思えません。
僕は、人混みを逆方向にグイグイ進みながら、目的の夜景告白エリアまでたどり着きました。
案の定、周囲にはまったく人がいません。
手すりから見えるディズニーシーの水面がゆらゆら動いて、そこに光が反射して、とてもロマンチックな雰囲気を醸し出していました。
ここでやるしかない!
すると、サヤがいきなり先制攻撃をしかけてきました。
サヤの先制攻撃
サヤ:「まさか、告白するつもりじゃないでしょうね?」
僕:「え?・・・なんで?」
サヤ:「こんなところに連れて来るなんて、告白かなと思って。」
(うぉ~そう来たか!出鼻をくじかれた!ここは違うとは言えないし・・・)
僕:「ま、まあ、当たりだけど。」
サヤ:「ダメ!告白ダメ!」
(ぬぬっ!告白を禁止されたぞ!これは初めての展開だ。)
僕:「何でダメなのよ!」
サヤ:「だって、この雰囲気で告白されても、何も言えないじゃん!私たち、今気まずいでしょ?」
僕:「まあ・・・ね。でもさ、このまま別れたら、サヤは俺からフェードアウトしちゃうかなと思って不安になったんだよ。だったらせめて、今日のうちに気持ちを伝えておこうかなと。だって、今日がサヤに会える最後のチャンスになるかもしれないじゃん?」
サヤ:「・・・困るよ。」
僕:「別に今日、付き合ってくれと言うつもりはないよ。すぐに答えが欲しいわけじゃない。ただ、俺がサヤのことを好きだということを知っておいてもらおうと思って。」
サヤ:「え~!答えられないのに?」
僕:「答えなくていいって。ただ伝えたいだけだから。」
サヤ:「私はどうすればいいの?」
僕:「ただ聞くだけで良いよ。
俺がサヤのことが好きです。付き合えたら嬉しい。
でも、今気まずい空気になってることも分かってる。」
サヤ:「・・・うん。」
気持ちを伝える告白
以前の僕は、告白したら「付き合ってください!」と言って「Yes」なら天国、「No」なら地獄、という図式でした。
「僕と付き合ってくれますか?」という告白の仕方は、1回断られたら、もう後はありません。
でも、
「僕はあなたのことが好きです。それを伝えておきます。」
と言った場合、相手の女性はNOとは言えません。
そもそも、「付き合ってくれ」とは言われていないのですから。
これと似たようなバリエーションで、Yes No で聞く質問だけど断りづらい告白の仕方があります。
「あなたのことを、好きになっていいですか?」
という聞き方です。
なんだかマンガやドラマのセリフみたいですね。
これは、愛の告白ではあるものの、相手に自分と付き合ってくれと言っているわけではありません。
自分が好きという相手に「好きになるな」とは言いづらいです。
僕はこのパターンを使ったことはありませんが、かなり有効らしいです。
僕はこの時、サヤに対して「伝えるだけパターン」の告白を使いました。
1回目の告白は、あくまで「ジャブ打ち」です。
まずはジャブを打って、相手の出方をうかがうのです。
「僕と付き合ってください!」
という告白の仕方は、いきなり右ストレートを打ち込むのと同じです。
当たれば一気に勝負を決められますが、当たる確率は低いです。
しかも、空振りしたら場外へ放り出されてしまいます。
もう2度とリングに戻って来れません。
でも、ジャブ打ちなら、当たらなくても構いません。
自分が場外へ出ない限り、またパンチを打つチャンスはやってくるのです。
僕はこの手法を、デート指南本で学んだ後、何度も実戦で使ってきました。
確実に有効な方法です。
でも、今回のサヤの反応は予想外でした。
超強敵です!
こちらのジャブを、先制攻撃でつぶされかけました。
それでも何とか強引にジャブを打ちましたが、サラッとかわされました。
ここからどう持っていくか?
今までにないほど不利な状況での心理戦が始まりました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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