【私たちシンヤ&サヤの出会った時の体験談②】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

前回の記事では、私たちシンヤ&サヤが出会った場所は「ハロウィンパーティー」だったことをお伝えしました。

ハロウィンパーティーの受付で、参加費の支払い&席のくじ引きのために並んでいた私たちは、たまたま前後に並んでいたのです。

ここから先は、シンヤ&サヤそれぞれの視点からお伝えします。

(視点が切り替わると、男女が出会った時の「脳の反応の違い」が見えやすくなると思います)

まずは、シンヤの視点(男性視点)から描写していきます。

 

サヤに出会った瞬間の自分の脳の反応

僕はこの日、翌日のセミナー(男女の心理学セミナー)に参加するために、静岡から東京まで新幹線で前乗りで来ていました。

この日は品川のビジネスホテルに泊まって、翌日にセミナー会場に行く予定でした。

どうせ東京まで交通費を使うなら、前夜のハロウィンパーティーにも参加しようと思ったのです。

僕は、パーティー受付の列の最後尾に並んでいました。

僕の前には、5~6人ぐらいの行列ができていて、支払いをしてからクジ引きをするのには、時間がかかりそうな雰囲気でした。

僕が並んで1分ぐらいで、後ろに人が並ぶ気配を感じました。

振り向くと、スラッとした長身でサラサラの黒髪ロングヘアーの若い女性がいました。

それがサヤでした。

目が合ってニコッと笑ったので、僕はすかさず「こんばんは!」とあいさつしました。

サヤも「こんばんは!」と元気よくあいさつを返してくれました。

さやが頭を動かすと、髪の毛からフワッと良い香りが漂ってきました。

サヤの顔を見てから、香りをかぐまでにかかった時間はわずか10秒以下だったと思います。

その瞬間、僕は「あっ!タイプの女性だ!」と直感しました。

男性脳は、このように一瞬で相手の女性を好みだとジャッジする機能が備わっています。

もちろん、個人差はあります。

でも、全体的な傾向として、男性の方が、女性よりも「一目惚れ状態」になりやすいようにできています。

僕もその本能には逆らえませんでした。

僕は、瞬間的にサヤを好きになりました。

でも、それは僕の中のルールに反することでした。

 

自分の中のルール

実は、僕はこのパーティーに参加する前から、「このハロウィンパーティーでは、彼女候補を探さない」というルールを自分に課していました。

なぜなら、このパーティーは僕にとっては、地元の静岡とはだいぶ離れた東京で開催されていたからです。

遠距離からのスタートは、とても難易度が高いです。

これまで僕は、何度か地元の婚活パーティーに参加したことがありました。

そこでは、たまに東京や神奈川から静岡に一時的に帰省している女性とカップリングされることがありました。(お正月や長期休みなど)

(※ちなみに婚活パーティーでのカップリングとは、パーティー内で、

「女性○○番さんと男性○○番さん、おめでとうございます!」

とアナウンスされて、みんなから拍手されて、その後は連絡先を交換し合う、という状態を指します。

派手な演出とは裏腹に、この段階ではまだ彼女ができたわけではありません。

カップリングされた女性とその後付き合える確率は、モーレツにガンバっても50%が限界です)

#遠距離スタートはキツい

婚活パーティーで知り合った女性との遠距離からのスタートは、かなりキツいことが分かりました。

一時的に帰省している女性とカップリングされた場合、せっかく連絡先を交換しても、数日後には遠距離からのスタートになってしまいます。

すると、そもそも関係を深めるためのデートの約束すら、ままならないのです。

連絡がなくなって自然にフェードアウトすることもあれば、メールでやりとりしながら、

「しばらく予定も合いそうにないし、やっぱりお互い家から近い婚活パーティーにもう一度参加して、別の相手を探しましょうか。」

と言われて、終わることもありました。

そんな経験があったので、僕は、

「今回東京のハロウィンパーティーで出会った女性と連絡先を交換しても、意味がない。どんなに魅力的な女性に出会っても、婚活はやめておこう。」

と思ったのです。

でも、サヤに出会った瞬間、そのルールが一撃で吹っ飛ばされるのを感じました。

人間の脳が恋愛に落ちる時には、理性が吹っ飛びます。

それが本能のメカニズムだからです。

逆にそのぐらいの生物学的なパワーがないと、人間の男女が惹かれ合って子孫を残すことは難しいのでしょう。

僕は、列に並んでいるわずかな時間に話をするうちに、

「なんて魅力的な女性なんだ!」

と何度も心の中で叫んでいました。

サヤの笑顔、声のトーン、スベスベした肌のツヤ、フレンドリーな雰囲気、すべてが魅力的に見えました。

そして自分の受付の番が来る頃には、「どうやってサヤと仲良くなるか?」で頭の中がいっぱいになっていました。

「サヤと席が近くなったら、これは運命だ!」

と思っていました。

ついまでの僕は、俗世間の欲から解放された仙人のような気分でした。

でも今の僕は、サヤに心を奪われて、煩悩のカタマリになっていました。

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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