From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※火曜日のブログはシンヤが担当します
(→前回の続き)
※国際結婚をしているイーツさん夫妻のYouTube動画を見た感想のシェアの続きです。
イーツさんの動画の中で「日本に移住したい外国人に伝えたいアドバイス6選」の2つ目、
「日本語をできるだけたくさん勉強して覚える」
という部分は、パートナーシップで言えば、
1.男女で違う言葉の意味を知る
2.自分とパートナーの愛の言語を知る
ことになります。
たとえば、女性がよく恋人や夫に対して言う言葉に、
「私と仕事、どっちが大事なの?」
というフレーズがあります。
ドラマなどでもよく登場する言い回しです。
この「仕事」という部分が、趣味や友人関係など、別のものに入れ替わって使われることもあります。
どちらにしても、パートナーの男性が大切にしているものと自分をてんびんにかけて、「どっちが大事か?」と質問しているように聞こえます。
「ように聞こえます」と書いたのは、この質問の本質は「どちらかが大切かを答えることではない」からです。
でも、男性は言葉を額面通りに受け取るので、悩んだあげく、
「どっちも大事に決まってるだろ!」
「君と子どもを支えるために仕事をしているのに!なんでそんなことを聞くんだ!」
と言うか、あるいはその場を取り繕うために、しぶしぶ
「君の方が大事だよ・・・」
と答えるかの3択になりがちです。
でも、この3つのどれを言ったとしても、彼女は満足しないのです。
その結果、若い男性であれば、「あ、この子はちょっと重いな・・・もう別れよう」という決断になるかもしれません。
○○と私、どっちが大事なの?の本当の意味
このセリフを言っている女性の本心は、
「私は今、寂しい想いをしているの。あなたにとって、私はどうでもいい存在になっているんじゃないかと思って、不安なの・・・」
です。
物理的に「仕事や趣味を辞めてくれ」と言っているわけではないのです。
ここで男性が答える言葉の正解例は、
「寂しい想いをさせて、ゴメンね。」
です。
このセリフには、2つの意味があります。
①寂しい想いをさせていることに気付いている。(共感)
②大事な君を傷つけてしまい、反省している。(愛)
共感した後に、愛を伝える。
この順番で伝えることで、彼女の不安や怒りは収まっていくのです。
男性からしたら、「そんな遠回しな言い方をしないで、本心をそのまま言葉にしれくれればいいじゃん!」と叫びたくなると思います。
でも、女性はこういう謎かけのような言葉を使うのです。
そして男性の使う言葉は対極的に、言葉通りの意味しか持ちません。
なぜなら、男性にとって言葉は、情報伝達の手段だからです。
できるだけ効率よく、手短に情報を伝える方が、効率的です。
また、言葉に感情を込めない方が、情報はより伝わりやすくなります。
これは人類が何万年もかけて進化してきた過程で本能に埋め込まれたものです。
狩りをして生活してきた男性の脳には、言葉は伝達手段としてしか機能しないのです。
そのため、男性が何げなく言ったひとことで、パートナーの女性は「言外の意味」を読み取り、傷つきます。
本当は男性には言外の意味など無いのですが、女性同士では言外の意味を含ませるのはよく使われる手法なので、女性はそれを本能的に感じ取るのです。
男女の脳の違いを書いた世界的ベストセラー本
アメリカの心理学者のジョン・グレイ博士は、男性が使う言語と女性が使う言語の違いを研究しているエキスパートです。
グレイ博士によると、外国語どころか「異星人の使う言葉」と考えた方がいいぐらい違う、とのことです。
「男性は火星、女性は金星からやって来た」
というタイトルの本を書いて、男女の脳の違いと言葉の持つ意味の違いを解説しました。
(日本語訳版は、「ベストパートナーになるために」というタイトルです。)
この本には、「翻訳ページ」まで付いていて、
「このフレーズを女性が発した時、男性には○○と言って批判されているように聞こえる。でも実際には、女性は○○という意味で使っている。」
「男性はこの言葉を○○という意味で言う。でも、それを聞いた女性の耳には○○と聞こえて、拒絶されたように感じる。」
といったように、翻訳が詳しく載っています。
この本は世界中のカップルの共感を呼び、世界的ベストセラーになりました。
僕自身も、サヤと付き合い始めたばかりの頃、メールのやりとりをする中で何度もこの本を参照して、適切な翻訳をしたことで、サヤの本来のメッセージに気付くことができました。
その結果、無益なケンカを避けることができました。
オススメの本です。
次回は、
2.自分とパートナーの愛の言語を知る
について深掘りしていきましょう。
・・・つづく。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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