From サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※木曜日のブログはサヤが担当します。
「なんで俺と結婚したの?」…オタクを装い、年収800万ハイスぺ男性を手にした女性の絶望的な末路」(現代ビジネス:山本昌義さん)の記事から考える、どうすれば離婚の危機を防げるのか?の続きです。
さて、結婚前は戦略的に動いて理想の相手をゲットしても、結婚後も上手く行くとは限りません。
多くの人は、「結婚がゴール」と考えてしまうからです。
実際には結婚後の方が相手との関係を長続きさせるのに何倍も労力がかかります。
でもその労力を最小限にして最大の効果が得られるのが、チャップマン博士が教える「愛を伝える5つの方法(言語)」なのです。
愛の言語をもっと詳しく知りたい場合はこちらの記事を読んでみて下さい
この夫婦の愛の言語はそれぞれどれだと推測されるでしょう?
すれ違う夫婦の愛の言語
実は妻の恵美さんの愛の言語はかなりわかりやすいです。
ズバリ、「クオリティタイム」です。
相手と一緒に出かけたり、話を聞いてもらう時間を持ったり、共同作業をしていると愛を感じるタイプです。
夫の智也さんに「デートの時間をもっと取ってほしい!」「一人でゲームをしないで!」と強く言っていることから、ほぼ間違いなくクオリティタイムが一番強い愛の言語でしょう。
一方夫の智也さんは、恵美さんとの時間をかなりがんばって捻出していることから、愛の言語はクオリティタイムではなさそうです。
その代わり積極的に家事や育児をすることで恵美さんに愛を示していることから、愛の言語は「サービス行為」であることが推察されます。
「サービス行為」は、ちょっとした手間を相手がやってくれたときに愛を感じるタイプです。家事や育児はまさにそうですね。
また、何をやっても恵美さんが文句を言うことを不満に思っているのであれば、「ポジティブな言葉」も入ってきそうですね。
愛の言語が「ポジティブな言葉」の人は、感謝を愛と受け取る一方、グチや不満には敏感です。
あるいはマンガを自分にプレゼントすることで喜びを感じているのであれば、愛の言語が「ギフト」の線もありそうです。
「ギフト」はその名の通り、プレゼントを受け取ることで愛を感じるタイプです。
恵美さんと違って智也さんの主張は控えめなのであくまでも推察になります。
でもこれだけ見ても二人の愛の言語は全く違いますよね。
実は恵美さんが「マンガ好き」とうそを付いていたことよりも、お互いに愛の言語がすれ違っていたことの方が今回の離婚の大きな原因と言えそうです。
実際智也さんは「君がそれほどマンガ好きではないことには気づいていた」と言っています。そこに大きな怒りは感じられなかったので、それよりも普段の恵美さんの行いの方にすれ違いを感じていたのでしょう。
どちらも愛していたはずなのに、自分なりの方法で愛を示していたのに離婚してしまう。
これほど悲しいことはありません。
どうすれば離婚を防げたのか?
100%離婚を防ぐ方法はありません。
でも、愛の言語を上手に活用できれば、かなりの確率で離婚の確率を下げることができるでしょう。
記事のタイトルや経緯から、どうしても恵美さんが悪者になりがちですが、フラットに夫婦それぞれできることを見ていきたいと思います。
①恵美さんにできること
恵美さんのいいところは、すでに自分の愛の言語に気づいていて「もっと一緒に過ごしたい」と相手に伝えていることです。
ただこのまま自分のやってほしいことだけを「不満」という形で伝え続けるのでは、智也さんの愛が枯渇してしまいます。
恵美さんにできることはこの3つです。
①智也さんの愛の言語を知って、まずは智也さんの愛を満たすこと
②クオリティタイムをデート以外で満たす方法を探すこと
③やってほしいことを不満ではなく「リクエスト」で相手に伝え、相手がやってくれたら必ず感謝を伝えること
特に最初の智也さんの愛を満たすことは最重要課題です。
自分が満たされていないのに相手の愛を満たすのは、「負け」を感じて苦しいことが多いです・・・。
でも、もし恵美さんが智也さんの好きな漫画をリサーチしてプレゼントしたり、「今日午後は私が家事をするから2時間は好きなだけ漫画を読んでもいいよ」と言うことができたら、何かしら2人の関係に変化が起こるでしょう。
また、クオリティタイムの人は、必ずしもデートのような特別な時間を持たないと満たされないと言うことはありません。
逆に長時間一緒にいても「心ここにあらず」だと全く満たされないのです。
それよりも日常的な時間で短くてもいいから濃い時間を過ごす方法を考える方が賢明です。
「夕飯は一緒に食べて、その日にあったことを話す」とか、「寝る前の時間のお話タイム15分は絶対にテレビもスマホも見ずに話を聞く」などです。
子どもが生まれると特に時間は限られるので、奪い合うのではなく、与え合いたものですね。
また、自分の愛の言語は「このくらい相手もやってくれて当たり前」と思いがちです。
なのでその当たり前が満たされないと、どうしても相手を責めるように伝えてしまいがちです。
「あなたはなんでいつも○○してくれないの!」「君は全然○○できないよな~」
と文句を言いたくなるのを、「私は○○してくれると嬉しいの。」「僕は君が○○してくれて感謝している。」と言い換えるだけで、相手がこちらのリクエストを飲んでくれる確率は上がっていきます。
でも相手がリクエストをやってくれるかは、相手が愛で満たされていることが条件です。
なので繰り返しになりますが、一番難しい「①相手の愛の言語を知って満たす」が最優先事項になるのです。
(書くは易し、行うは難しですが・・・)
・・・つづく
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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