From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※「妻が食事を作ってくれなくなったことで、自分が生きる価値を見いだせなくなった男性」のお悩み投稿の分析結果の続きです。
前回の記事では、お悩み投稿をしている男性側の「愛の言語」を予想してみました。
投稿の文面から、おそらく
1位:サービス行為(家事をして欲しい)
2位:クオリティータイム(妻と一緒に過ごしたい)
だと思われます。
今回は、奥さんの方の愛の言語を探ってみましょう。
普通は、夫婦2人でカウンセリングをして、お互いから同じ時間をかけて同じ程度の情報量を引き出さないと、正確なジャッジはできません。
特に今回のように、旦那さんだけが投稿している場合、奥さんに関することはあまり情報として出て来ないので、かなり難しくなります。
それでも、奥さんの言葉や行動などから、ある程度は推測することができます。
推測キーワード
この投稿の中での推測キーワードは、「奥さんが旦那さん用にご飯を作らなくなったこと」です。
また、その理由として、「育児を手伝ってくれないなら・・・」という前置きが付いています。
ここから推測できることが、2パターンあります。
パターン①
奥さんの愛の言語が「サービス行為ではない」パターンです。
つまり、ご飯を作ったりするサービス行為で愛を表現するという発想がないのです。
自分にとってはどうでも良いことなので、旦那さん用にご飯を作ることは特に大事なことではないと思っています。
また、クオリティータイムの優先順位も低いため、旦那さんと一緒に過ごす時間はそれほど重要ではないと考えいるのかもしれません。
これがパターン①です。
パターン②
パターン②は見方を変えて、奥さんが口にしている不満から愛の言語を探ってみます。
不満の裏返しは、愛です。
奥さんが旦那さんに不満を言っている内容は、「育児を手伝ってくれない」です。
育児=サービス行為
です。つまり奥さんの愛の言語は、「サービス行為」なのです。
え?ちょっと待って!旦那さんと同じってこと?
だったら、お互いに分かるんじゃない?
なぜ、同じ愛の言語を持つ者同士の夫婦がケンカするの?
と思われるかもしれません。
でも実は、愛の言語には、「方言」があるのです。
東京と大阪の人の話し方がまったく違うように、愛の言語もベースが同じでも、方言の違いで表面的な違いが出ます。
たとえば、旦那さんにとって、奥さんからの最大のサービス行為は、おそらく「食事を作ってもらうこと」です。
一方で、奥さんにとって、旦那さんからの最大のサービス行為は、おそらく「育児を手伝ってもらうこと」です。
お互いに、愛を感じるサービス行為のポイントが違うのです。
同じだからこそ、傷つけ合ってしまう
また、お互いに愛の言語がサービス行為だった場合、お互いに対する期待値も上がりがちです。
「夫は私に○○をすることを求めているんだから、私も○○をしてもらって当然だ。でも、彼はしてくれない。彼は私のことを大事にしていない。愛していないんだわ。」
という図式になってしまうのです。
「パートナーからの愛が足りない」
「自分がパートナーから大事にされていない」
と感じると、人は傷つきます。
傷つくと、心の中にある「愛情タンク」は今、空っぽになります。
自分の愛情タンクが空になっていると、人に愛を与えることができません。
今回の奥さんの場合は、旦那さんにご飯を作ってあげることができなくなります。
僕たちシンヤ&サヤの見立てでは、おそらくパターン②の可能性が濃厚ではないか?と思っています。
実は愛の言語が同じ夫婦はレアなケースなのですが、もしそうだった場合は、違う愛の言語を持つ夫婦よりも、さらにこじれがちです。
近いからこそ、相手への期待値も上がり、それが満たされなかった時の落胆も大きくなるのです。
おそらく、今の投稿男性と奥さんは、お互いの心の中の愛情タンクが、同じぐらい空っぽになっていると思われます。
どちらも愛を感じられなくなっているのです。
このまま放置しておくと、数年後には離婚問題に発展する、というのは、決して大げさな予想ではないでしょう。
では、いったいどうしたらいいのでしょうか?
次回の記事では、今、旦那さんができることを一緒に考えていきます。
・・・つづく。
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