【婚活中の独身女性がペットを飼うと、結婚できなくなるって本当?!③】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

前回の記事では、婚活女性がペットを飼うと、可能性が狭まる理由をお伝えしました。

まだ出会ったばかりで関係が深まっていない男性にデートに誘われた場合、ペットが理由で早く帰らなければならなかったり、どうしてもペットを優先せざるを得ずにデートをキャンセルする状況になった場合、婚活が不利になることがあります。

結婚相談所に登録している男女が、「一番付き合いづらい相手」として上げている条件は、「予定が合わなくてデートの時間が取れない人」だそうです。

男性であれば、仕事が忙しすぎて休日もデートができない人は、なかなか女性との関係が進まずに、苦戦するようです。

女性も習いごとや女子会などで忙し過ぎる場合は、男性から敬遠されるそうです。

その中に、ペットの都合でデートがキャンセルになるなども、要因として考えられます。

もちろん、相手の男性もペット好きなら理解してもらえると思いますが、そうではない場合、男性側に感覚的に理解してもらうのは難しいかも知れません。

特に結婚相談所や婚活アプリ、婚活パーティーなどの場では、男女ともに「代わりはいくらでもいる状態」です。

「話が進まない相手を待っているヒマがあったら、別の異性とデートした方が、目的達成は早くなる」

と考えるのは、男女ともに同じかもしれません。

ただ、これはあくまで入り口戦略の話です。

実際には、付き合っている恋人同士の間でも、ペットが原因で結婚できずに別れにつながることが多いようです。

ペットが結婚の障害になることもある

ネット上での男女の体験談を検索してみると、

・付き合っている彼氏が、結婚の話が出た途端に、「君のペットの犬とは一緒に住めないから、どうにかして欲しい」と言われて、断ったら険悪なムードになって別れた。

・実家暮らしの彼女と婚約して、新居の話を具体的に進めていったら、「実家で飼っている私の犬を、新居に連れて来る」と言い出した。実家に置いてくるように頼んだら、「そんな冷たい心の人だと思わなかった」と言われて、なんだか自分より犬の方が優先なんだと思ったら、急に冷めた。その彼女とは結局、しばらくモメた後に別れた。

・婚約中の彼女が突然、自分に何の相談もなくペットショップで子犬を買ってきた。事後報告された時、「自分の生活にも影響が出るような大きな決断を、1人で勝手にされる生活が続くと思うと、耐えがたい」と思って、別れた。

というような体験談が出てきました。

今付き合っている恋人であっても、いざ結婚!となった時に、彼女のペットに対する彼氏の熱量が違うことで、女性は彼を「冷たい人だ」と感じ、男性は彼女を「俺より犬が大事なのか!」と感じて、別れ話につながることが多いようです。

「多いようです」なんて他人事のように書きましたが、実はこれを書いている僕自身も、同じ経験をしたことがあります。

僕の体験談

僕は子供の頃から、犬が大の苦手です。

というのも、僕が小学校の頃は、家と学校の通り道の土手に、野良犬がたくさん出没して、怖い思い出がたくさんあるからです。

野良犬たちは、僕たち小学低学年生たちに吠えたり噛みついたりして、恐怖を与える存在でした。

おそらく、当時は今のように保健所が野良犬を捕まえるような仕組みが十分に整っていなかったのかもしれません。

とにかく、僕は野良犬に何度も追いかけられたり、吠えられたりして、心にトラウマが植え付けられました。

大人になった今でも、犬の鳴き声を聞くと背筋が凍り付きます。

どんなに小さな犬であろうと、怖いのです。

むしろ、小さい犬の方がよく吠えるので、大人しい大型犬よりも苦手です。

犬を飼っている彼女

そんな僕が、ペットの犬を飼っている女性と付き合うことになりました。
その女性とは性格的に合う部分が多いと感じ、最初の1年間はラブラブでエキサイティングな日々を過ごしました。

この時期は、脳内に恋愛ホルモンが分泌されて、あらゆる欠点や気になる部分を見ないようにする(気にならなくさせる)作用が働いていました。

僕はその彼女が室内で小型犬を飼っていることを知っていました。

でも、彼女は実家暮らしだったことと、デート中にそんなに犬の話をしてこなかったので、あまり気にしていませんでした。

夜遅い時間までデートすることもあったし、お泊まりデートも何泊しても特に「犬が恋しい」というような素振りは一切見えなかったからです。

そもそも、僕が彼女の実家に行くことはほとんどありませんでした。

車で迎えに行く時も、家のすぐ前ではなく、少し手前に止めていたので、彼女が犬とたわむれる姿を見ることはほとんどありませんでした。

僕は内心、

「もし彼女と結婚するとなった時には当然、犬は実家に置いてくるだろうな」

と勝手に思っていました。

これはおそらく、多くの「ペットを飼っていない男性たち」が、「ペットを飼っている彼女」に対して抱く幻想です。

きちんと事前に確認することを怠ったのです。

彼女がペットの犬に対して、どれほど強い愛情を抱いているのか?

一緒に暮らすことにどれほどこだわりがあるのか?

早い段階で確認することをしませんでした。

「恋の病」におぼれている状態では、こういった「勝手な思い込みと期待」が当たり前になります。

ところが、付き合いが2年目に入って、結婚などの将来の話がちらほら出始めると、途端に暗雲が立ちこめ始めました・・・

 

・・・つづく

 

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