【夫婦喧嘩が長引く家庭と、すぐ終わる家庭の決定的な違い】

 Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

「どうして、こんなに長引くんだろう」

夫婦喧嘩が続いているとき、ふとそう感じることがあります。

同じような内容でケンカしているはずなのに、
すぐ終わる夫婦もいれば、何日も引きずる夫婦もいる。

この違いは、何なのでしょうか。

実は、決定的な違いがあります。

それは、「何について戦っているか」です。

 長引く夫婦は「正しさ」で戦っている

喧嘩が長引く夫婦は、共通してあることをしています。

それは、「どちらが正しいか」で戦っていることです。

例えば、妻が夫への不満を伝えたとき。

夫=「いや、それはおかしいでしょ」

妻はこう返します。

妻=「おかしいのはそっちでしょ」

こうなると、会話の目的が変わります。

問題を解決することではなく、「自分の正しさを証明すること」になります。

そして正しさは、どちらの中にも存在しています。

だから決着がつきません。

すぐ終わる夫婦は「気持ち」を見ている

一方で、喧嘩がすぐ終わる夫婦もいます。

この夫婦は、正しさよりも「気持ち」を見ています。

例えば、妻が強い口調で言ったとき。

夫はこう受け取ります。

夫=「あ、かなりしんどかったんだな」

妻も同じです。

夫が不機嫌な態度を取ったとき。

妻=「何かうまくいっていないことがあったのかな」

つまり、言葉の奥にある感情に目を向けています。

同じケンカでも、見ている場所が違う

ここで大きな違いが出ます。

長引く夫婦は、言葉そのものを見る。

すぐ終わる夫婦は、言葉の奥を見る。

例えば、妻から「なんでやってくれないの?」と言われた場合、この言葉をどう受け取るか。

長引く場合のパターンは、夫が「責められている」と感じ、

①怒りの感情で反論する

・「俺だって忙しいんだよ!」

・「なんでって、そもそも頼まれてないからだろ!やって欲しいなら最初からちゃんと言えよ!」

・「なぜかって?それは、○○だから、○○で、○○・・・(やれない理由、やらない理由を論理的に述べる)」

一方で、すぐ終わる場合のパターンは、夫は妻の言葉を額面通りに受け取りません。

「妻は余裕がなくなっているのかもしれない」

という受け取り方をします。

その結果、自分自身の反応も変わります。

(もちろん、これは男性の本能に反する受け取り方なので、訓練なしでいきなりできるようにはなりません)

火に油を注ぐパターン

喧嘩が長引く家庭では、男女ともに無意識にやってしまう反応があります。

・言い返す(男女ともに)
・正論で返す(男性に多い傾向)
・過去の話を持ち出す(女性に多い傾向)

これらはすべて、正しさの戦いを加速させます。

一度この流れに入ると、どちらかが勝つまで終わりません。

そして、たとえどちらかが勝っても、夫婦関係は良くならないのです。

喧嘩を短くするための一言

喧嘩を短くするために必要なのは、特別なテクニックではありません。

一つの視点の切り替えです。

「何が正しいか」ではなく、「何が起きているのか」に目を向ける。

例えば、妻が強い口調で不満を口にした時、夫が

「妻にとって今、しんどい状況が起きている」

という部分に目を向けると、返しの言葉も変わってきます。

「そう言いたくなるくらい、しんどかったんだね」

この一言があるだけで、空気は変わります。

相手の感情が受け止められると、人は戦う必要がなくなります。

ここまで読むと、

「じゃあ結局、夫が変わらないとダメなの?」

と感じるかもしれません。

でも実は、妻側からできることもあります。

妻側ができる一つの工夫

それは、「正しさ」ではなく「気持ち」を先に出すことです。

例えば、

①「なんでやってくれないの?」

ではなく、

②「今日ちょっと余裕がなくて、正直しんどい」

この違いはとても大きいです。

①は、責められているように聞こえます。

②は、状況を共有されているように聞こえます。

すると夫の反応も変わります。

夫=「あ、それは大変だね」

という入り口が生まれやすくなるのです。

妻ができるもう一つの視点「翻訳して伝える」

もう一つ大切なことがあります。

男性は「感情」よりも「状況」の方が理解しやすい傾向があります。

なので、気持ちをそのままぶつけるのではなく、少しだけ「翻訳」して伝える。

例えば、

「なんでやってくれないの!」

ではなく、

「これ、私一人で回すのがちょっときついんだよね」

このように伝えると、夫は「問題」として認識しやすくなります。

つまり、

妻=感情をそのまま出す

ではなく、

妻=感情+状況で伝える

この形に変えるだけで、会話の衝突はかなり減ります。

その結果、妻が本当に望んでいる言葉を夫から引き出すこともできるのです。

喧嘩を短くするために必要なのは、特別なテクニックではありません。

「視点の切り替え」です。

視点の切り替えができると、人は戦う必要がなくなります。

(もちろん、これはすぐにできるもではありません。何度も実際の会話の中で繰り返すうちに、徐々にスキル化していきます)

喧嘩は悪いものではない

ここで一つ、大切なことがあります。

喧嘩そのものは悪いものではありません。

むしろ、関係の中にあるズレを教えてくれるサインです。

問題は、喧嘩の「長さ」と「質」です。

長くなるほど、お互いに傷が増えていきます。

でも短く終わる喧嘩は、関係を深くすることもあります。

夫婦喧嘩が長引くか、すぐ終わるか。

その違いは、性格でも相性でもありません。

正しさで戦うか、相手の気持ちを見るか。

この違いだけです。

どちらか一方が変わるのではなく、お互いが少しずつ視点を変えること。

夫は受け取り方を変える。

妻は伝え方を少し変える。

この両方がそろったとき、喧嘩は一気に短くなります。

勝とうとすると終わりません。

分かろうとすると終わります。

喧嘩をなくす必要はありません。

ただ、終わらせ方を変える。

それだけで、夫婦の関係は大きく変わっていきます。

 

P.S.

ここまで読んでくださってありがとうございます。

今回お伝えした「正しさではなく気持ちを見る」という視点。

これは、頭では理解できても、
実際の夫婦の会話の中で使おうとすると、
どうしても難しく感じる方が多いです。

実際にセッションでも、

・分かっているのに、つい言い返してしまう
・気持ちを見ようとしても、どう受け取ればいいか分からない
・伝え方を変えたつもりでも、うまくいかない

こういったご相談はとても多いです。

僕たちの個別セッションでは、
こうした「実際の会話」で起きているズレを一緒に整理しながら、

・どこで正しさの戦いに入ってしまっているのか
・どう受け取れば衝突が減るのか
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一般的なノウハウではなく、
「あなたの夫婦関係の中で起きていること」にフォーカスするので、

「こういう場面で、こう言えばよかったのか」

という感覚が、その場でクリアになります。

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と感じているのであれば、
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※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。

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