From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※僕自身の過去の「結婚できない体験談」の続きです。
前回の記事では、僕が女性にまったくモテなかった状態から、1年かけて「入り口戦略」を磨いて、自分の中にあった「モテないコンプレックス」を克服したところまでをお伝えしました。
僕はこの時、自分はこれまでとは違う人間に生まれ変わったと思っていました。
「新しい女性との出会いを活かして、お付き合いまで持っていくための知識と技術」
を後天的に身に付けたことで、自信がついたのです。
それ以前は、暗闇の中を手探りで歩きながら、ブンブンとパンチを振り回して、誰かに当たればラッキー!みたいな戦い方をしていました。
でも今は、ちゃんと光がついて、ちゃんと目の前にいる女性に狙いを定めて、的確にジャブやストレートを打てるようになったのです。
確かに、付き合い期間が半年以上続いたことはありませんでしたが、このまま出会い&別れを続けていけば、いつか「自分にピッタリの最高な女性」に出会うことができて、「結婚できない男」から脱出できると思っていました。
でも、実はその考え方こそが、「結婚できない男」の特徴の1つだったのです。
この時はまだ、そんなことはまったく知らず、過去に手に入れたスキルの上であぐらをかいていました。
初めての「半年間のカベ」を超えた付き合い
僕は29才の時に出会って付き合った女性と、初めて「半年間のカベ」を超えることができました。
付き合いが年単位で続いたのです!
今振り返ると、その理由の1つは「お互いにまったく休みが合わなかった」ことだと思います。
僕の仕事は完全に平日休みで、彼女の仕事の休みは土日祝祭日でした。
つまり、お互いの仕事や私生活のリズムを保ったまま、短い時間を一緒に過ごす生活が続いたのです。
いわゆる「程よい距離感」と呼ばれるやつです。
おかげで、僕たちは1度もケンカしたことがありませんでした。
今になっては、ケンカを防げた要因は、
「接触頻度が少ないことで、バランスが保てたから」
だったと思います。
一緒にいる時に、お互いの言動に多少不満を感じたとしても、お互いの仕事や日常生活に戻ると、その時のネガティブ感情は薄れていきます。
そうやって僕たちの付き合いのバランスは保たれていました。
「相性が良い」と錯覚する
でも、もちろんその時期には、僕はこの「距離感による男女の心理バランスの理論」を知りませんでした。
だから当時の僕は、「ついに相性が良い人に出会った!!」と思いました。
ケンカしない相手=相性の良い相手
という理論だったのです。
でも、そんな相手でも、まだ「結婚」という言葉は自分の中では浮かんでいませんでした。
これは、男性にはあるあるパターンですが、女性から言われるまでは、結婚に踏み切れないものです。
①「転職するかもしれないから、まだ結婚は早い」
②「昇進するまでは、まだ結婚する自信がない」
③「今は趣味と仕事と恋愛の3つがバランス良く充実しているから、結婚してこの生活リズムが崩れるのが怖い」
といった感じです。
僕の場合は、①と③が当てはまりました。
結婚する覚悟を決める
でも、彼女が29才の時に、結婚を迫られました。
「私は30才になるまでに結婚したい。でも、もし私と結婚する気がないなら、29才の今のうちに、別れて他の人を探すしかないと思ってる。私と結婚する気はあるの?」
という、究極の選択肢を与えられました。
こういう選択肢を彼女から与えられた経験のある男性も多いと思います。
女性側からすると、こういう話を切り出すのは勇気がいります。
でも、結婚する気のない彼とズルズルと付き合いを続けて、数年経ってから別れて、新しく結婚できそうな相手を探そうとするのは、かなり骨の折れる作業です。
だったら早めに思い切った決断をして、彼に結婚を迫る方が、後悔の少ない人生になる可能性が高い、と考える女性は多いでしょう。
僕はこの時、思いました。
「どっちみち、結婚するとしたら、彼女しかいない。なんたって、年単位で付き合いが続いた女性は、彼女が初なんだから。間違いなく、運命の人だろう。だったら、今、決断すべきだ!」
そして、僕は覚悟を決めて、彼女に「結婚するつもりはあるよ!結婚しよう!」と伝えました。
決めた後はラク
決めてしまったら、後は精神的にラクになりました。
実はこれも、男性心理あるあるです。
男性は最初、結婚への決断ではしぶる反面、決めた後はそこへ向けて進むだけなので、精神的にラクになります。
逆に女性は、結婚すると決める時の精神的ハードルは男性より低いのですが、決めた後に気持ちが揺らぐことがあります。
結婚を決めた後に憂鬱な気分になる「マリッジブルー」の症状も、男性よりも女性の方が経験する人が多いと言われています。
本当はまだ「結婚できない男」
僕は結婚を決めたことで、自分がついに「結婚できる男」になったと感じました。
でも、本当はまだ「結婚できない男」の要素をたくさん持っていました。
その事に気付かずに、結婚に向けて動き出しました。
その結果、1年後に悲劇に襲われることになるとも知らずに・・・
・・・つづく。
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