【40代独身男性。今が充実しているけど、婚活すべきか?⑧】

 Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回の続き)

※40代で婚活すべきか迷っている男性の投稿に対するアンサー記事です

前回の記事まで、40才まで独身だった僕自身が、結婚した後に感じたメリットをお伝えしてきました。

個人差はありますが、「結婚と子どもがセット」というイメージは、まだ日本では強いと思います。

特に、子どもを持つメリットが男性には本能的に分かりづらいものです。
ネット上では、ネガティブ情報はいくらでも出てきます。

・経済的な負担

・夜泣きの大変さ

・育児に参加しないと妻の不満が爆発する

・育児に参加していても、産後は妻が精神的に不安定になって、八つ当たりされる

・週末に家族サービスしないと、ろくでなしと思われる

・子どもが大きくなったら、こんどは反抗される

などなど、男性にとってはいったいどんなメリットがあるんだ?と首をかしげたくなる情報ばかりです。

僕自身も、子どもを持つ前には恐怖にやられて、ポジティブ情報をネット検索しまくりました。

でも、出てこないのです。

「男性が子どもから得られる大きなメリット」

を書いている記事は、ついに1つも見つかりませんでした。(スクナ口も数年前は)

だから、この記事は過去の自分に向けても書いている気分です。

慣れれば結局、そこが一番になる

1つだけ言えることは、夫婦2人での結婚生活も、子どもができた後の生活も、慣れればそこが一番になるということです。

確かに、最初は変化が大きいので大変に感じるのが普通です。

独身時代に女性と恋人として付き合うだけの関係では必要なかったことが、たくさん発生します。

生活リズムやお金の使い方などが激変します。

自分一人でいられる時間も減ることは間違いありません。

僕は最初、その変化に自分が耐えられるか分かりませんでした。

でも、慣れるとだんだんそれが通常モードになってくるのです。

人間には、適応能力があります。

一度新しい環境に適応してしまえば、そこが一番居心地が良いと感じるような脳の仕組みになっているのです。

時間の流れがゆっくりになる

結婚してから一番の変化は、やはり時間の流れがゆっくりになったことだと思います。

変化のない生活をしていると、1年があっという間に過ぎる感覚があります。

そして、

「このサイクルがあと10回繰り返されたら、俺はもう50代か。そしてそこから10回で、定年を迎えるのか?あっという間だなぁ・・・」

なんて考えていた時期もありました。

でも、結婚や出産のような大きな変化があると、1年がめちゃくちゃ長く感じます。

結婚した年は、最初の1年がすごく長く感じられました。

1周年を迎えた時に、「まだ1年しか経ってないんだよね?信じられない!」と感じたのを、今でも覚えています。

2人目の娘は今2才になったばかりですが、まだ赤ちゃんぽさ全開です。
「え?生まれたのだいぶ前のイメージだけど、まだ赤ちゃんなの?まだ、あれから2年した経ってないの?」

と、毎日のように時間の流れの遅さに驚きます。

この時間感覚を独身時代に味わえたのは、転職した最初の年ぐらいでした。

時間の流れが遅く感じると、何だか得した気分になります。

生きていられる期間の長さは同じでも、その中で変化が多い人生を送った方が、時間が遅く感じられて得した気分を味わえるのでは?と思います。(感じ方には個人差があるとは思いますが)

男性が40代で結婚するメリット

以上、「独身男性が40代で結婚するメリット」という視点で色々書いてきました。

ここまで書いてきたことをまとめつつ、僕が感じる男性が40代で結婚するメリットとしては、

「人生が落ち着いてくるタイミングで、もう1つ大きなうねりを体験できること」

ではないかと思います。

①20代の頃は新しい経験が多く、刺激に満ちています。仕事も新しいことばかり。恋愛も、新鮮な気分で楽しめます。

②30代の頃は、20代で身につけた経験やスキルを生かして、バリバリ働く人が多いでしょう。ある程度年収が高くてもこの時期に結婚しない場合は、恋愛をまだ20代の頃のように楽しめるチャンスがあります。

でも20代の頃に比べると、だいぶ自分の中で出会い~付き合い~別れまでの一連の流れがパターン化してきます。

③40代になると、さらに落ち着いてきて、これまでの経験の範囲内で快適に仕事をこなせるようになります。高年収で恋愛経験値の高い男性であれば、まだ20代の女性と付き合えることもあるでしょう。

でも、この時期になると、以前のようなワクワクは減ってきます。

「2人の愛があれば、何でも乗り越えられるさ!」というような、恋に落ちた時の気分を味わえる確率が減ってくるのです。

周りの既婚男性からは「若い美女と付き合えていいなぁ~」とうらやましがられる一方で、自分自身の心は以前ほど満たされない・・・そんなジレンマを抱えやすいのもちょうどこの時期です。

⑤50代になると、キャリアにも先が見えてきます。また、この時期で真剣に婚活を始めると、たとえ高年収でも20代女性を狙うのはムズカしくなってきます。どこで出会うかにもよりますが、マッチングアプリや婚活サイトでは、年齢で足きりされてしまう確率がアップするのです。

一方で、自身の経験から「まだ俺は20代女性と付き合える」と感じているので、現実とのギャップが出始めます。

以上の点を考えると、40代独身の男性で、これまでに恋愛経験値も積んでいるのであれば、今が一番チャンスが多いとも言えます。

今を逃したら、そこからはかなりキツい戦いが待っているかもしれません。

僕自身も40代で結婚しましたが、結婚生活の中で、これまでの経験が活かせていると感じます。

子どもがまだ小さくて外出する機会が減っても、「まあ、結婚するまでに十分に楽しんだし、今はムリして出かけなくてもいいか!」と思えるのです。

もし20代で結婚して子どもを持っていたら、そう思えなかったかもしれません。

このバランス感覚が出てくるのが、男性であれば40代ではないかと思うのです。

それが、40代で結婚する一番のメリット(僕個人が考える)です。

今回は「結婚したいと思える内容を書く」というコンセプトで進めてきました。

別に僕は、生涯独身の生き方を否定するわけではありません。

ただ、後になって「もっと早く婚活していれば・・・」と思うぐらいなら、今から動き始めた方が、きっと後悔のない人生になるでしょう。

今回の相談者のはるさんの目にこの記事が届くか分かりませんが、似たように感じている方も多いと思います。

少しでも背中を押す判断材料になったら嬉しいです。

(完)

 

夫婦・恋人との関係を改善したい、再構築したい方はこちらがおすすめ↓↓↓

※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。

読者登録をしていただくと、最新の記事をメールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です