Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
※40代で婚活すべきか迷っている男性の投稿に対するアンサー記事です
前回の記事に続いて、「40年間独身だった僕が、その後結婚して子どもを持って、気づいたメリット」を挙げていきます。
男性で子どものメリットを発信している人はとても少ないので、「メリットの情報を渇望していた過去の自分向けて書く」イメージです。
(※注:「みんな子どもを持つべき」という考えの発信ではありません。あくまで、子どもを持つ可能性が怖くて、結婚に及び腰になっている独身男性=過去の自分に対する勇気づけの目的です)
これは実際に子どもを持ってから気づいたのですが、対応できる話題が広がったと感じました。
特に「子育てあるある」で話が盛り上がることが増えたのです。
女性はもちろん、男性でも意外にこの話で盛り上がることが多いことに気づきました。
自分が結婚していなかった時には、そもそも結婚生活の話題や子どもの話などされることはありませんでした。
でも、結婚して子どもを持ってからは、仕事やプライベートで出会う人たちと話す時に、自分に子どもがいることを少し話すと、ものすごく食いつかれることが増えたのです。
「お子さんおいくつですか?」
「あ、そのぐらいの歳だと○○ですよね?」
「そうそう!そうなんです!」
「うちも○○で!」
みたいな会話です。
いわゆる「井戸端会議」のようなノリです。
正直に言うと、僕は独身の頃には「自分が井戸端会議をするなんて絶対にイヤだ!」と思っていました。
子どもができてからも、「ママ友もパパ友もいらん!井戸端会議みたいないムダなことに、貴重な時間を割きたくない!」と思い、保育園のお迎えの時にも、ダッシュして誰とも話さなくて良いようにしていたほどです。
でも、仕事上で出会う人達と子どもあるあるネタで盛り上がれることが分かってからは、だんだんその抵抗感が減っていきました。
これまで知っていた人とも、子どもができて始めて子育てネタで話すことがあり、「あっ!自分が独身だから話題に出さないでいてくれたんだな」と気づくこともありました。
そしていつの間にか、井戸端会議的な会話を楽しめるようにすらなってきたのです。
そしてついに、保育園でママ友&パパ友を作ってしまいました。
子どもが病気になった時の体験談や、連れて行った評判の良い病院、近日中に行われる子ども向けイベント情報など、今の自分が知りたい情報をたくさん持っているママ友たちは、とても貴重だと気づいたのです。
そして何より、共通の話題で盛り上がる時間は楽しいことが分かりました。
僕が独身時代に、趣味の世界でつながった人達と盛り上がっていた時と同じような感覚なのです。
これは、すごく意外でした。
自分が井戸端会議を楽しめる日が来るとは!
もちろん、会話を楽しめるかどうかには個人差はあると思いますが、少なくとも40才を過ぎてから、こういう新しい自分を発見できる体験ができるのは、けっこう貴重な気がしています。
よく言われるけど、体感してみて初めて分かること
あともう1つは、よく男性の口から聞く言葉で、僕が子どもを持つ前には「それ、本当かね?自分には当てはまらない気がするけど。」と疑っていたことがあります。
それが、「子どもの寝顔が可愛い」「1日の疲れが吹き飛ぶ」というセリフです。
僕は、ドラマなどで可愛い子役が寝ている姿を見ても、何とも思いません。
YouTube動画などで、親子ユーチューバーが子どもの寝顔を映しているのを見て、コメント欄に「かわいい!!」みたいなセリフを読みながら、
「まあ、確かに見た目は可愛いんだろうけど、ただ寝ているだけじゃん。それを見て、自分の1日の疲れが吹き飛ぶほどの効力はないだろう」
と思っていました。
ところが、実際に自分の子どもの寝顔を見ると、また違った感覚になったのです。
これはおそらく、遺伝子の力のような気がします。
「親バカ」という言葉は、おそらく科学的根拠があるのでしょう。
我が子が寝ている姿を見ると、ほっこりと癒やされて、同時に疲れが吹き飛んで力がわいてくる感じになるのです。
これは、とても不思議な現象です。
身体の構造的に子どもを産めない男性が、唯一自分の子どもと「遺伝子レベルでつながりを感じられる瞬間」が、「子どもの寝顔を見るとき」なのかもしれません。
おそらく、太古の時代から男性の本能には、それが刻み続けられているのかもしれない、と思うようになりました。
「家族を守れ!」「子どもを無事に成人させよ!」みたいな本能です。
ちなみに、僕は以前、「そういう本能に踊らされるのはイヤだ」と思っていた時期があります。
でも、他の本能からくる欲求(食欲、性欲、睡眠欲)が満たされた時と同じように、子どもの寝顔を見ることで得られる「満たされ感」は、とても気持ちが良いものだと気づきました。
決して、ムリやり動かされているような感覚ではなく、自然に満足する感じです。
これは、自分にとって意外で、新しい発見でした。
体感には個人差があることを承知で書くと、おそらく男性にも、
「子どもを持つことで得られる精神的なメリット」
が用意されていて、それが脳内に組み込まれているのかもしれません。
そしてそれは、子どもを持つ前には見ることも感じることもできないので、なかなか想像がつかないのも事実です。
僕は40才で結婚し、44才で第一子を授かったので、余計にそう感じるのかもしれません。
・・・つづく。
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