Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
※40代で婚活すべきか迷っている男性の投稿に対するアンサー記事です
前回の記事に続いて、「40年間独身だった僕が、その後結婚して子どもを持って、気づいたメリット」を挙げていきます。
男性で子どものメリットを発信している人はとても少ないので、「メリットの情報を渇望していた過去の自分向けて書く」イメージです。
(※注:「みんな子どもを持つべき」という考えの発信ではありません。あくまで、子どもを持つ可能性が怖くて、結婚に及び腰になっている独身男性=過去の自分に対する勇気づけの目的です)
40代以降になってくると、日常生活で「初めて体験」がどんどん減ってきます。
仕事も中堅~ベテランの領域に入ってくる人が多いでしょう。
プライベートでも、これまでやってきたことの延長線上で回るようになっていきます。
パートナーシップの面でも、若い頃には最初の彼女をゲットするのに必死で、初めての彼女をゲットした時の喜びは、とても大きいのが普通です。
そのまま結婚に進む人もいますが、多くの場合は2年以内に別れます。(男女脳の作りと、統計データ上)
その後出会った女性を口説いた場合、1回目よりはうまくいく確率が高いです。
そしてまた別れ、また次の相手を口説き、ということを繰り返していった場合、普通は経験値を積むごとに上手になっていきます。
特に高年収男性の場合、デート費用も多めに投資できるので、年を重ねるごとに経験値と投資額が増えて、さらにモテていくのです。
そうなるともう、新しい彼女ができても、感動は薄れていきます。
そんな感じで、人生の幸福度を大きく左右する恋愛イベントでさえ、感動する率が低くなっていくのです。
安定と退屈は、紙一重と言っても良いでしょう。
これまでの経験値の範囲内で生活していると、どうしても安定しがちです。
そして、変化の少ない日常を送っていると、脳への刺激が減り、年月が経つのも早く感じます。
でも、子どもの存在は、この安定を良い意味でぶち壊してくれます。
正直、僕は子どもが理由で思い通りにならない生活なんて、自分はイヤだ!と思い、とても怖く感じていました。
時の流れが遅くなる
でも、いざ子どもが生まれてしばらく経つと、時間の流れがゆっくりに感じられるようになったのです。
上の娘が生まれたのは、僕が44才の時でした。
子どもはものすごいスピードで変化していきます。
生まれてわずか1年で身体が大きくなり、2年目には歩けるようになり、言葉も覚えていきます。
この目に見えるスピード感は、逆に時間の感じ方を遅くさせる効果があります。
「あの時から、まだ1年しか経っていないのか!」
と感じるほど、自分の人生の時の流れがゆっくりになるのです。
これをどう捉えるかは人によりますが、僕は得した気分になりました。
どうせ一度きりの人生なら、「あっという間に終わった気分だな」と思いながら死んでいくよりも、「色々あったな。十分に楽しんだ。色々経験しながら生きた」と思える方がお得な気がします。
そして、その色々の中には、「その時には自分が望んでいたわけではなかったけど、後になって振り返ると、経験しておいて良かったと思えること」も入ると思うのです。
子どもの目を通して見る世界
子どもがある程度成長して、一人で歩いたり、言葉を覚えて大人とコミュニケーションが取れるようになると、色んなところに連れ出す機会が増えます。
自分にとって当たり前の世界は、子どもの目には人生初の体験です。
電車に乗ることでさえ、子どもにとってはエンタメになります。
子どものリアクションを見ていると、
「こんなことで人間は感動できるのか!」
と、新しい発見があります。
そして次第に、自分がこれまで体験してきて当たり前になっているものを、「子どもの目のフィルターを通して見る」ようになるのです。
すると、忘れかけていた自分の少年時代の思い出や気分がよみがえってきます。
もし子どもがいなければ、一生記憶の奥にしまわれたままだったであろう感情や体験が、リアルに湧き出てくるのです。
さらに慣れてくると、子どもと一緒に「それを初めて体験する時」のような気分で見ることができるようになります。
たとえば、水族館に行ってイルカを見る場合も、
子ども:「わぁ~大きい!」
自分:「本当だ!大きいね!」
など、初めてイルカを見る人のリアクションを一緒にすることで、脳が錯覚を起こして、イルカを初めて見る時と同じような高揚感を感じられるようになってきます。
もちろん、100%子どもと同じテンションにはなれませんが、少なくとも大人同士のデートなどで水族館に行くのとは、大きな「ノリの違い」を感じます。
感覚として近いのは、一度クリアしたロールプレイングゲームを、レベルを引き継いだ状態でもう一度最初からプレイする感じです。
「あ~、この中ボスでは苦戦したなぁ~!今は楽勝で倒せるけど、最初はとにかく強くて、何度もやられて、投げ出したくなった時もあったな。」
と、今のレベルアップした自分の視点と、過去の初体験の自分の視点の両方をミックスしながら、改めて新鮮な視点で見れる感覚です。
これを、ゲームではなくリアル人生で経験できるとしたら、お得な気がしませんか?
人生=時間
と考えたとき、子どもの目のフィルターを通して「人生を幼少期からプレイし直す」ことで、より濃い時間を過ごせる確率が上がると、僕は感じるようになりました。
・・・つづく。
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