【お酒をたくさん飲む妻 VS お酒を飲めない夫の間でよく起こる問題④】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

Yahoo!知恵袋のお悩み相談の投稿の分析の続きです。

お酒を飲むこと以外は、すべてパーフェクトな妻。

でも、お酒を飲むことの一点だけで、結婚したことを後悔してしまうほどの精神的ダメージを受けている。

これを伝えないと、今後も自分がずっとストレスを抱え込むことになる。
でも、伝えた場合、夫婦仲が悪くなるかもしれない。

それに、これだけ仕事と家庭を両立させてガンバっている妻に、文句を言いたくない自分もいる。

でも、このままじゃモヤモヤする・・・

どうしたらいいんだ!

奥さんに、「お酒を飲まないで欲しい」と伝えるべきか?

この選択肢はムズカしいところです。

夫婦関係では、ある程度の「あきらめ」も必要な部分があります。

でも、「自分の本心をパートナーに伝えないこと」は、あきらめとはまた別物です。

自分が心の底から納得してあきらめるためには、まずは「自分の本心を相手に伝えて、相手の反応を確かめる」必要があります。

自分の本心をしっかり伝えた上で、相手の反応も見て、それでも変わらなかった場合に、「まあ、仕方ないか」と手放せた状態が、本当の意味での「あきらめ」です。

本心を言わないでため込むと、年月が経つごとに相手への不満が蓄積して、ある時に突然、爆発してしまうことがあります。

まったく違うことでケンカになった時に、「あと、前から言おうと思ってたんだけどさ!」という前置きの後に、ため込んだ不満を爆発させてしまうケースは、夫婦ゲンカのあるあるです。

だから、まだ不満を耐えられるレベルのうちに、「自分の本心を伝える」という作業が必要になってきます。

自分の本心を伝える時に、やっていはいけないこと

本心を伝えると言っても、何も策がない状態でやると、たいていは失敗して修羅場になります。

本心を伝える時に、やってはいけないことがあります。

①いきなり不満を爆発させて怒りをぶつける。

激しい感情をぶつけると、相手も同じぐらい激しい感情をぶつけ返してくるのが普通だからです。

「感情を伝えること」と、「感情をぶつけること」は、同じではありません。

お酒を飲んでいる奥さんに向かって、

「君はなんでそうやって毎晩お酒を飲むんだ!もう、いい加減にしてくれよ!」

と言うのは、感情をぶつける行為です。

当然、相手は受け取れません。一方、

「僕は君がお酒を飲んでいるのを見ると、○○な気分になるんだ・・・」

というように、冷静に、でもしっかり感情を言葉にして伝えると、相手は受け取りやすくなります。

②理屈や世間の価値観で武装する

相手に不満を伝える時に、どうしても僕たちは理屈や世間の価値観で武装しがちです。

自分の正しさを証明するために、理詰めで伝えて相手が反論できないようにしたり、世間の考え方を味方につけようとしてしまうのです。

今回のケースで言えば、

「お酒は身体に悪いよ!」

「お金のムダになるじゃないか!そのお金を貯めたら、年間いくら節約できる?」

「まだ子どもが小さいのに、母親が明け方まで飲み歩くなんて!非常識だ!」

「夫の僕を差し置いて、妻の君がお酒を飲むなんて、どうかと思うよ!」

といった発言は、まさに理詰めや世間を味方につけるパターンです。

これらは、相手に反論の余地を与えないのが目的なので、一方的なコミュニケーションになります。

そして、相手からの反発を誘います。

もし、ぐうの音も出ないほどやり込めたとしても、二人の間にはしこりが残ります。

そして、そのしこりは夫婦の会話時間を減らし、セックスレスにつながっていくのです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

その方法は、「自分の本心を伝えること」です。

理屈や世間の価値観は、あなたの本心ではありません。

まずは自分の本心に気づくことが、第一ステップになります。

そして次に、その本心の部分だけを、相手に伝えるのです。

 

・・・つづく

 

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