From サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※木曜日のブログは妻サヤが担当します。
(→前回のつづき)
年収が同世代よりも、彼女よりもずっと高いのに、デートをいつも割り勘にする彼を、2つの側面から見てみましょう。
1つ目は、おなじみチャップマン博士の「愛の言語」です。
(詳しくはこちらの本を参考にしています)
愛の言語には5つあり、その優先順位は人によって異なります。
自分にとって優先順位の高い愛の言語でパートナーが愛を伝えてくれないと、どんなに他の言語でパートナーが愛を伝えていたとしても、「愛されてない」と感じてしまいます。
よってパートナーの愛の言語がどれなのかを理解しておくのはとても大切なことです。
ではこのカップルの愛の言語は何でしょうか?
5つの愛の言語
愛の言語は5つあります。
①ポジティブな言葉
パートナーからほめられたり、感謝の言葉をかけられたり、言葉にして愛を伝えられるとうれしいタイプ
②クオリティタイム
パートナーと過ごす時間が大切なタイプ。デートをしたり、話を聞いてくれたり、共同作業をしたりすると愛を感じられる。
③サービス行為
パートナーがちょっとしたことを手伝ったり、代わりにやってくれたり、面倒を引き受けてくれると愛を感じるタイプ。(皿洗いを代わりにしたり、デートの下調べをしてレストランの予約をしておいてくれたり、など)
④ギフト
その名の通り、パートナーからプレゼントをもらうことで愛を感じるタイプ。
⑤身体的タッチ
その名の通り、キスやハグなどパートナーの身体にふれることで愛を感じるタイプ。
さて、彼女はどの愛の言語に飢えていると思いますか?
・
・
・
・
そう!ずばり「ギフト」ですね。
彼から全くギフトがないので、モヤモヤしているのです。
別にギフトのタイプの人に特別大きなプレゼントをあげる必要はありません。
この相談で言えば、高いアクセサリーがほしいのではなく、「彼が自分のために選んでくれた」アクセサリーがほしい。
誕生日に高い宿に泊まりたいのではなく、「彼が自分のためにプレゼントしてくれた」空間で過ごしたい。
ただそれだけなのです。
逆に彼の愛の言語はギフト以外の何か、でしょう。
これが年収とは関係なく彼がおごったりプレゼントをしない理由です。
彼はおごったりプレゼントをすることが愛につながっているとは悪気なく全く思っていないのです。
同世代よりも仕事もできる彼なのに、ここだけは「惜しいな!」と思ってしまいますね。
逆に言えば、もし彼が愛の言語を学んだら仕事の要領で上手に使いこなしそうな気がします。
愛の言語は冷静に、早めに伝える
愛の言語がわかったら、早めに伝えることが大事です。
満たされない時間が長ければ長いほど、突然相手に無理な要求をしてしまいやすくなります。
愛の言語が満たされ始めると、うれしくなってこれまでの分を埋めるように「あれもやって、これもやって、もっとやって」となってしまうことがあります。
そしてパートナーの気持ちが追いつかないと、「なんてやってくれないの!」と責めてしまうのもあるあるです。
するとパートナーから「こんなにやっているのに際限がない、もう無理だ」と引かれ、別れにつながってしまいます。
なのでなるべく小さなことから、無理のない範囲で、そして具体的にリクエストすることが大事です。
「今度うちにくるときに、おみやげにハーゲンダッツの新作アイスを買ってきてくれたらうれしい」
とか、
「今日のデートがとっても楽しかったから、記念のおみやげにこれを買いたい」
などです。
ちなみに、これはすべての愛の言語の人にいえますが、普段からまめに愛が満たされていればパートナーに過度な要求をすることはありません。
たとえばギフトの人に、食べたいと言っていたコンビニスイーツを買ってきてあげるとか、別に記念日ではない日にきれいだなと思ったらから小さな花束を買ってきたとかをしていれば、誕生日や記念日に毎回高いレストランや高級バッグを買わなくてもいいのです。
満たされれば相手に返したくなるのが愛です。
もしそれでも要求が止まらないとしたら、それは他の愛の言語が満たされていないか、パートナーと両親の関係にあるかもしれません。
両親からもらえなかった愛をパートナーで埋めようとすることがあるからです。
その場合はパートナーと両親の問題です。自分がパートナーのためにやりすぎることはありません。
ただ、初めから引いてしまう前に「ちょっとしたこと」でお互いにできることはたくさんあります。
次回は個人の資質・性質という別の面から見ていきたいと思います。
(・・・つづく)
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
読者登録をしていただくと、最新の記事をメールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
↓↓↓
コメントを残す