Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
「どうして、あの夫婦はあんなに仲がいいんだろう」
長く続いている夫婦や、雰囲気が穏やかな夫婦を見ると、そう感じることがあります。
特別なことをしているようには見えない。
大きなイベントがあるわけでもない。
でも、どこか空気がやわらかい。
相談の現場で感じることがあります。
うまくいっている夫婦ほど、
相手への「期待値」が低いのです。
これは相手に興味がないという意味ではありません。
むしろ逆です。
現実の相手をよく知っているからこそ、期待の置き方が変わっているのです。
期待が大きいほど、失望も大きくなる
夫婦関係が苦しくなるとき、背景には「期待」があります。
妻の側には、こんな期待があります。
・これくらい分かってくれるはず
・これくらい気づいてくれるはず
・言わなくても察してくれるはず
一方で、夫の側にも期待があります。
・これくらいで評価してくれるはず
・頑張りを認めてくれるはず
・文句ばかり言わないでくれるはず
どちらも、とても自然な期待です。
ただ、この「はず」が増えるほど、現実とのズレが生まれます。
そしてズレが続くと、こう感じるようになります。
妻は
「どうして分かってくれないの?」
夫は
「どうして認めてくれないの?」
ここから不満が増えていきます。
うまくいっている夫婦の共通点
長くうまくいっている夫婦を見ていると、共通点があります。
それは、お互いにこう思っていることです。
「まあ、そんなものだよね」
夫はこういうところがある。
妻はこういうところがある。
それを前提として関係を作っています。
例えば。
妻は
「この人は察するのは苦手だよね」
夫は
「この人は感情で話すことがあるよね」
その前提があるだけで、衝突はかなり減ります。
期待を下げているというより、
現実をよく知っていると言った方が近いかもしれません。
期待が低いと、感謝が増える
期待が高いと、できて当たり前になります。
ゴミを出した。
家事をした。
話を聞いた。
これらが「やって当然」になると、評価されません。
でも期待が低いと、見え方が変わります。
「今日はゴミ出してくれたんだ」
「話をちゃんと聞いてくれた」
夫の側でも同じです。
「今日は機嫌よく話してくれた」
「感謝してくれた」
小さなことでも、自然に感謝が生まれます。
感謝が増えると、関係の空気は柔らかくなります。
期待が低い=諦めではない
ここで誤解しないでほしいことがあります。
期待値が低いというのは、相手を諦めているわけではありません。
むしろ、相手をそのまま見ている状態です。
人は誰でも、得意なことと苦手なことがあります。
それを理解した上で関係を作ると、無理が減ります。
無理が減ると、自然体でいられる時間が増えます。
それが「居心地の良さ」になります。
期待を手放すと関係が楽になる
夫婦関係を楽にするために必要なのは、努力の量を増やすことではありません。
期待の置き方を少し変えることです。
妻は
「分かってくれるはず」
ではなく
「分からないこともあるよね」
夫は
「評価してくれるはず」
ではなく
「気づかれないこともあるよね」
この前提があるだけで、会話のトーンは変わります。
お互いに求めすぎない
夫婦関係は、完璧な相手を見つけることではありません。
不完全な二人が、どう一緒にいるかです。
期待が高いほど、相手は試験の対象になります。
期待を少し下げると、相手はパートナーに戻ります。
うまくいっている夫婦は、特別なことをしているわけではありません。
ただ、お互いに求めすぎないだけ。
その余白が、関係を長く続けているのです。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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