From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
「夫婦で一緒に話す動画作っているんですね。作る前とか後に、ケンカになりませんか?」
そう質問されたのは、ユーチューバーだけが集まるセミナーの懇親会の席でした。
「もちろんケンカしますよ!週1で動画を出し始めていた時は、毎回ケンカする状態が半年ぐらい続きました。」
そう答えると、その女性ユーチューバーからこんな返事が返ってきました。
「私も婚約者の彼と一緒にYouTube用の動画を作ってみたことあったんですけど、すごいケンカしちゃって、ダメでした。
あっ、ちなみに彼は、あっちの席の左端に座ってる人なんですけどね。」
「あ、あの方が彼なんですね。やはりケンカしましたか・・・分かります。作りたい動画の方向性が違いませんでしたか?」
「そうなんです!始める前に話し合った時には、こういう方向性でって決まって、同じ方を向いてると思ってたのに・・・
いざ動画を撮り始めると、私が動画の中で言いたいことと、彼が動画の中で言いたいことが違ってて・・・
動画を撮り終わった後は毎回ケンカになるから、3回目ぐらいでお互いにイヤになっちゃって・・・」
「分かりますよ。僕らもそうでした。」
「スゴいですね。よく乗り越えて続いてますね。」
「いや、僕らも何度か挫折しかけましたけど、そのたびにお互いの感情の深掘りをしていきました。
最初は何度も同じ原因でケンカしていたんですけど、そのうちパターンが見えてきて、だんだん衝突を避ける方法が見えてきた感じです。
まあ、それでもまた別の動画撮影で衝突はしますけどね。」
個人でうまくやれていても、夫婦になるとケンカしてしまう理由
今の会話の中でもあった通り、この質問をしてきた女性は、ひとりで発信しているユーチューバーです。
日常の気付きや学びをトークでシェアするタイプの動画を作って、YouTube上に投稿していました。
実際に動画を見ましたが、とても上手に情熱的に話していました。
そして、その女性の婚約者の彼氏も、また別のジャンルでユーチューバーをやっています。
彼の方は、心理学系の学びをシェアしている内容でした。
彼の動画もその場で見たところ、しっかりした口調で信頼性のある雰囲気の動画をたくさん作っていました。
2人とも本業ユーチューバーではありません。別の仕事をしながら、YouTubeを定期的にアップしています。
でも最終的には、YouTubeで独立したいと考えているようでした。
このカップルは、2人ともまだ始めたばかりでしたが、動画向きというか、トークがとても上手でした。
1人でもこんなに軽快に話せるんだから、2人でコラボしても、同じようにリズム良く話せたり、あるいは相乗効果でもっと良い動画が作れそうな気がします。
でも、実際には3回目で挫折したとのことでした。
こんな風に、夫婦や恋人同士で同じプロジェクトを進めようとすると、よくケンカが起こります。
たとえ1人1人のスキルや経験値が高くても、夫婦でコラボするためには別のスキルが必要になります。
そして一番難しいのは、「続けること」です。
1人で発信している場合は、1人ですべてを決められます。
自分で自分をコントロールできれば、動画や本などの作品は完成までこぎつけることができます。
でも、パートナーと一緒に作品を作ろうとすると、とたんに衝突して砕けてしまうのです。
1人1人のスキルが高くてこだわりが強いほど、ケンカが起きやすくなります。
カップルユーチューバーの末路
そもそも、カップルで動画を作ってアップしているユーチューバーの数は、1人ユーチューバーに比べると圧倒的に少ないです。
さらに、カップルユーチューバーが途中で別居や離婚などの危機になって、チャンネルが分裂してしまうケースもあります。
動画の中では仲良さそうに見えて、皆にうらやましがれていたカップルユーチューバーが、ある日突然、「別れました動画」を出しているのを見てショックを受ける・・・
そんな経験がある人もいるでしょう。
私達シンヤ&サヤも、そんなカップルユーチューバーを見て「他人事」とは思えません。
私達も何度もケンカを経験しました。
最初は英語学習のチャンネルで、夫婦で情報発信を始めました。
シンヤ=英語講師の視点
サヤ=コーチの視点
から、英語学習のつまずきを解消するコツを発信することにしたのです。
でも、2人で動画の作品を作ろうとすると、なぜか毎回衝突しました。
私達の場合は、どちらかというと、動画の撮影前にケンカが起こりました。
動画の中に、怒りの炎がチラ見えする
そして、カメラを回し始めた頃には、バチバチにやり合った後なので、お互いに険悪なムードになっています。
その時はムリヤリ動画を撮り終わっても、後から編集の時に動画を見返すと、2人ともあまりに表情がこわばっていて、目に怒りの表情が見え隠れしているのです。
口元はムリヤリ笑っていますが、目には怒りの炎がメラメラ・・・
冷静になった時にそんな自分たちの表情を見て、
「こりゃダメだ!表に出せないな」
と、動画データがボツになることもありました。
何とか気を取り直して、翌日にまた撮り直し。
撮影中に勢いがついてきたら、次回またケンカしてボツになっても良いように、2~3本まとめ撮りをしたりしていました。
そんな状態が半年ぐらい続きました。
シンヤ&サヤの夫婦動画のスタートは、決して平坦な道のりではありませんでした・・・
・・・次回につづく。
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